ここにくるまで⑥(回復)
最近の日本の若い女の子は、やせ願望が強くて、、本人も気づかないうちに拒食症になっている例があるそうだ。
モデルさんでも、痩せすぎて亡くなった例もある。BMI18以上がないと今ではモデルになれないようになったそうだ。
太るなんて簡単じゃないか、、、
そういう人も多いと思う。だが、食べたいのに、食べる恐怖、体重計を数分おきに乗り、1ミリでも増えていたら、歩きに行く、、、普通では考えられないようなことだが、それが怖い。
水も飲めないようになることもある。
こうなるきっかけは、人それぞれにある。
誰かに太っているといわれた。彼氏に痩せてと言われた。親の過干渉。。。反対に、親からの薄い愛情(心配してほしい気持ち)ダイエットをしていたら、気づけばなっていた、、、etc....
本当に人それぞれで、本人もなぜなったかも気づいてない人もいると思う。
私個人の意見としては、、
病院では治らない。
私は一度で良いから精神科に行ってくれと、親に言われたことがある。それで安心してくれるなら、、、と、行った。が。ただ話を聞くだけ。そのころ私は、うつ状態を脱していたのもあるかもしれないが、精神状態を聞かれた最後に、、、、、「あなたには治療は必要ありません。」
この時実感したのは、摂食障害は、なってみないとわからない。
ということ。
病院の先生も、なったことがないのに、この恐怖を、理解できないのではないかなと思った。
美味しいものが食べたい。でも太りたくない。
健康になりたい。でも、太りたくない。
健康になると誰にも心配されないのではないか?気にかけてもらえないのではないか。
みんなと楽しく食事がしたい。でも、きちんと食べている自分を見られたくない。
ちゃんと食べられたね。が、食べすぎと聞こえる。
食べることが止められなくて、詰め込んで、自分で手を入れて吐く。
普通では理解できないだろうと思う。
母に言われたことがある、、どうしておなかいっぱいなのに食べるの??どうして吐くの?
何と答えればよいかわからなかった。自分でも制御できないのだから。ただ、本当はそんなに食べたくないし、吐きたくない。その気持ちはあった。
後々、体が栄養を入れようとしているからだと知ったが、それと食べて吐くことが精神状態を維持していたのかなとも思った。麻薬のような感じ。
治るきっかけも人それぞれ。私の場合は、雪姉さんとの出会いだったが、人それぞれなのだと思う。環境の変化や人間関係の変化でも治ることもある。
いや、治るというのはおかしいかもしれない。
回復
が一番合うと思う。
一生治ることはないと思った。何かのきっかけでまた、異常な行動をしてしまうかもしれない。
回復という言葉が一番合うと思う。
何をもって回復とするのかも決まっていないし、お医者さんでは判断も難しいのではないかと思う。
ただ、経験した誰かに話を聞いてもらう。共感してもらう。
これが一番の薬なのかなとも思った。
吐いたって良いし、たくさん食べたって良い。
自分を責めずに、今日もそうなっちゃったけど、明日はしないかもな。くらいの気持ちで過ごすと少し楽になると思う。
そうした本人がダメなんじゃない。自分を責めなくても良い。
一日一時間一秒が初めてだから。
次の一秒をどう楽しく過ごすか。
理解をしてくれる人がいるだけで、本当に気持ちが楽になる。
あなたがもし困っていたら、話を聞きたい、聞いてあげたいと思う。
私が雪姉さんに助けてもらったように。
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