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#23-262 Dear Books.

子どもの冬服を、クリーニングに出していたものを受け取りに行った。もうすぐ、そんな時季になる。2024年は、閏年なんだな。

まつ毛のエクステをしていたときがあった。まつ毛も生え変わる、という話を聞いていた。目に入ってくるくらいなので抜けていることも、抜けたからと言ってまつ毛がなくなるわけではないので、抜けたら生えてくることも、なんとなくわかる。どのくらいのスパンで生え変わると言っていたかは忘れた。それほど長くなかったように記憶している。
わたしの左のまつ毛に、1本だけ白いものがある。これを見つけたのは、今年に入ってしばらく経った頃だ。そしてその白い1本がまだ左の瞼に光っている。半年以上が経っている。なかなかにしぶとい。まだ抜けないのか。いつ抜けるのか。よもや白くなったら抜けないのだろうか。もしくは1度抜けてまた生えてきたのだろうか。どちらにせよ、1本ある。そのうち、まつ毛が全部白になるかもしれない。白い魔女になれるかもしれない。髪もまゆ毛も、早く白に変わってほしいところだ。全部白に染めようかな。

いい感じに本を読むことができている。ここ何日か、だけれど。今月に入って3冊を読み終えた。
燃え殻さんの、この本がすきになった。
「BLUE Hawaii」

燃え殻さんの本を読むのは何冊目だろう。この本を読みながら、燃え殻さんの彼女になったことを想像してみた。文中に、割と「付き合うことになった」が多いように感じたから、そう考えてしまったのだろう。
もし付き合うことになったら、間違いなく、わたしは邪魔だ。邪魔するところしか思い浮かばなかった。「書かなくていいじゃん」といいながら膝の上に座って手を止めてしまうだろう。というか、相手が誰でもそういうことをしそうだ。とはいえ、まず彼女に選ばれはしないだろう。の前に、出逢うことがないだろう。
諦めることにする。大丈夫。ありがとう。

今は、途中まで読んでいた本を読んでいる。
そういう本が何冊もある。
先日もまた新たな本が届いたし、来月にひろのぶと株式会社から出版される本も予約した。

サイン本、間に合ったかな。
豪さまのサインもこっそり入れてほしいな。

先月、伯父に「おもろいから読め」と言われた「居眠り磐音」等、佐伯泰英氏の著書。本棚を開けたいから、と強制的に渡された。しばらく(気付けば1ヶ月が経っていた)車に乗せたままにしておいたのを、昨日やっと降ろして箱から出してみたら、なんと77冊もあった。この77冊を読むには、何万年もかかるかもしれない。もちろん、そっと箱にしまって、置いてある。3ページほど読んではみた。が、全く頭に入らない。登場人物を覚えられない。或いは、先に映画を観たら読みやすくなるだろうか。この物語を「おもろい」とおもえる頭になるまで、磐音には眠っておいていただこう。読める頭になることを信じて。

まだ眠ったまま読んでいない本も、買いたい本もある。この先、どれほどの本に出逢って、何冊の本を読めるだろう。本を通じて、どれほどの知識を得られて、どれほど感動するだろう。オーディオブックも、次々と流して聴いている。
いま、わたしは、これまでの人生の中でいちばん本に触れている。こんな時間を過ごせていることをありがたく感じている。そんな時間が、これからどれほど持てるかわからない。今のうちに、たくさん読みたい。

本を読むことが苦手だったわたしが
「読みたい」とおもうようになるなんて。

ひとは変わることができる。
いつだって。

きっと、本がそうしてくれたのだ。

aico.

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