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千曲川穿入蛇行3連発その3

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2020年6月。千曲川栄村。栄村のスキー場より穿入蛇行を見る。左側には津南の河岸段丘も見える。前方左は苗場山。スキー場の右側にゲレンデに沿って流れている沢が2011年の地震で崩れた山から土石流が滑り落ちた跡。スキー場は崩れた近くだし、急斜面でとても怖い。足がすくむ。結構な標高だ。

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千曲川左岸の東頸城丘陵地域は、約250万年頃の古日本海の海岸線付近だったところで泥、砂、礫、火山灰、亜炭など(魚沼層)でできていて崩れやすい。2011.3.12の地震で崩れた上方の凹み(新しい崩れの中間部分)は1847年の善光寺地震で崩れた跡という。赤抜けというらしいが赤というのは土の色だろうか。

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蛇行の中の川に向かって突き出ている陸はやはり生坂村のように段丘になっていて、階段状に田んぼがあってすごくいいとこ。栄村の地震で相当くずれたのか、道路や法面がだいぶ手直しされていた。突起した陸の付け根は一段低くなっていて多量の水が流れたときは、蛇行しないでそこを突っ切ったのではないかと推測された。

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逆側の大字堺にいくとわずかに川が見える。そのまま志久見川の方へ出て県境をまたいで戻ってきた。見ては来なかったが百合居橋から川沿いに行くと飯山川から90度曲がった地点は見えるかも知れない。流れが見えるところもあまりないし、そもそも全貌が見える地点もわからない。それにしても栄村は暑かった。

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