見出し画像

街と共に、店を育む。「本格四川料理 麻辣先生」のチャレンジ

注目度急上昇のウォーターフロントエリア、江東区豊洲。
ここ数年におけるタワーマンションやオフィスビルの激増ぶりは、まさに破竹の勢いですね。それに伴い人口も上昇の一途。
そんな豊洲に今年3月オープンしたのが「本格四川料理 麻辣先生」です。

重慶酸辣粉
SNSでのリクエストに応え追加された一品。

本格的な四川料理を提供する、ということはもちろんですが、それだけでなく、「豊洲」という場所で営んでゆくという意義を明瞭に掲げ、実践しています。

それは先ず、店名から感じ取れます。
①日本語の「先生」として、本格的な四川料理の魅力を伝える。
という意味を併せ持ちながら、
②「先生」という言葉。実は中国語では「○○さん」。「マーラーさん」として、豊洲周辺の地元の方に親しんでもらえるお店となるように。
という想いが込められています。

メニューと一緒に、お店の楽しみ方をまとめたシートも用意されています。

そして具体的に熱心に取り組んでいるのが、SNSの活用。
①日本が多く使うSNSでは、利用客とのこまめなコミュニケーションを。
感想・要望を拾い上げ、迅速に対応。店名にあるように「麻辣」とあれば辛い料理が多くを占めるように思われがちですが、ファミリーや何らかの集いで複数名で来店した場合、全員が「辛いもの好き」とは限らないので、辛くないメニューを追加したり。
クレームに対しても、原因や状況の確認を怠らず、改善すべきと思ったことはスピーディに変更し、スタッフに落ち度が無いと確認できたことに対しては冷静にスタッフを守る。といったように、ひとつひとつ丁寧に対応しています。よって、初めてのやりとりはクレームだったけれど、解決を経たのちは頻繁に利用してもらえるようになった、ということもあったのだそうです。
最近盛り上がりを見せているのは、レシピの紹介。「作ってみたよ」というコメントや投稿にもしっかりリアクション。交流の範囲は店舗にとどまらず広がりを見せています。

完熟トマトと玉子のふんわり炒め

②中国のSNSでは、情報収集を。
目を惹く料理の投稿が多数溢れ、見始めるといつの間にかずいぶん時間が経ってしまっていた、なんていうこと、ありませんか?それらを「ヒントの宝庫」と捉え、新メニュー追加につなげるなど、活用しているのです。

四川漬物と牛肉の酸辣旨煮

日々常に更新し続けている「麻辣先生」での最新アップデートは、9月に続々追加された新メニューです。

◎椒麻鶏(ジャオマージー)

椒麻鶏
丸鶏開封!スパイスみっしり!

国産若鶏の丸鶏の中へ香辛料をギュギュッと詰め込んで時間をかけてじっくり煮込んでいます。煮込みスープにも香辛料たっぷり使用。料理名にも含まれている花椒は、中国の名産地である四川省雅安市漢源県産のものを使用。運搬時、車中には花椒の香りが漂っていたのだそう。

椒麻鶏
目の前に現れれば、みんな歓声!

出来上がったら、丸ごとテーブルに登場!
店員さんが手際よく捌いてくれます。

椒麻鶏
手撕(手ちぎり)後には立派な肉片の山が。

食べてみると、しっとりやわらかな食感、そして爽やかな花椒の香り、程よい辣味が心地よく、肉へ伸ばす手が止まりません。
食べやすい大きさに分けられた状態になってから、香辛料をきかせた煮込みスープをまわしかけると、割いた面にもスープがゆき渡り、おいしさアップ。
イートインはもちろん、テイクアウトも可能。
おうちで自らの手でワイルドにワイワイ楽しみながら分けてかぶりつくのも盛り上がりそうですね。
一日に提供できる数量に限りがあるため、事前に電話(03-5859-5080)で予約しましょう。

◎大ワンタン(塩味/醤油味)

大ワンタン(醤油スープ)

大きめサイズでぷりぷりっとしたワンタンは、肉とエビの餡がみっちり包まれています。
親鶏と鶏ガラのスープは、焦がしネギがアクセント。塩味・醤油味を選べます。
スープワンタンとして楽しめるほか、同時発売されたラーメンに好きな個数をトッピングし、ワンタン麺にカスタマイズするのもイイですね。

大ワンタン(塩スープ)
香菜(パクチー)の有無はリクエスト可能。

レギュラーメニューも、2種の麻婆豆腐・汁なし担々麺・酸菜魚・よだれ鶏といった「四川といえばコレコレ」な料理や紅色な麻辣味に限らず、土豆炖牛肉・芹菜炒熏干といった「地味な存在だけど家庭でも馴染みの現地味」も共存する豊富なラインナップで、楽しみの幅がとても広いのが嬉しいですね。

老四川麻婆豆腐
メニューには、もうひとつ「薬膳香辛料入り石焼麻婆豆腐」もあります。
豆苗とキクラゲの黒酢サラダ
茄子の四川山椒揚げ

豊かな中国の食文化を伝えつつ、多くの人々に愛される店づくりを続ける「麻辣先生」。
引き続き、新たな生活拠点を豊洲へ移す人口は増えてゆくでしょう。豊洲に対して様々なきっかけや注目点があるなか、今後もしかしたら「麻辣先生があるから」という理由が生まれるかもしれません。

【本格四川料理 麻辣先生】
東京都江東区豊洲5-6-36
プライムスクエア2階
03-5859-5080
11:00-15:00(14:40L.O.)
17:00-23:00(22:30L.O.)

Twitter @MARASENSEI2022
Instagram @marasensei2022
Facebook https://www.facebook.com/profile.php?id=100078889687595

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?