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「4月3日(土)のこと」

641.土曜日。なぜか6時半に目が覚めた。
ムスコも7時に起きてきた。珍しく早起きなサタデーモーニング。
642.今日の朝食は、お土産にもらった「クラブハリエ」のバームクーヘンと決めていた。
643.レンジで数秒チンすると、口の中が美味しい!と感じた。きっと良い素材を使っているんだろうと、勝手に思っている。
644.夫は10時から歯医者で検診。1時間くらいかかるだろうから、あとで合流しようと約束した。
645.洗濯物も干し終え、来週の行く療育センターの資料を確認した。ムスコはマイクラに勤しんでいる。
646.来週から「ぴーす」という週一回の通園が始まる。年少の時、登園拒否があって前幼稚園とゴタゴタした。ホントならあの時期に行けてたら良かったのだが、一年前から申し込みして選ばれなければ行けない仕組みなのだ。
647.今の幼稚園に変わってから、ムスコが発達障害かどうかなんて、どうでも良くなった。そんなことを気にしなくても良い環境にいる。
648.ムスコは思い込みが激しく、自分の想像と違う方向に話が行きそうになると、不安が大きくなりパニックになる。
649.周りが目を疑う程のギャン泣きで、もう手がつけられない。けれど成長と共にパニックにはなっても、落ち着く時間が短くなってきた。
650.自分で折り合いをつけられるようになってきた。また、今の幼稚園のお友だちはムスコのそんな部分も受入れてくれているようだ。
651.ある時、帰りのバスででっかい段ボールを持って帰ってきた。バスの先生が助手席の窓から出したのが、気に入らない。自分で出したかった!とパニックが起きた。
652.時間と余裕があればやり直しさせてやりたいとこだが、次のバス停の時間もあるし無理やりバスから降ろした。
653.もちろんギャン泣き。同じバス停のママも「そんな時もあるよね」と慰めてくれたが、ギャン泣き。
654.近くの公園でクールダウンして帰るか〜と寄り道したら、二人のお友だちが帰らずに泣き止むまで遊びながら公園にいてくれた。
655.「泣きやめよ」とも言わず「元気出して」でもなく、ただ同じ空間にいてくれたのだ。
一緒にいてとも言われてないのに、帰ってもいいはずなのに。
656.この関係がお互いを認めてる、てことなんだろうなと思った。泣いてるムスコも認めてくれてるのだ。心配だから泣き止むまで見守ってくれたのだ。療育はどうしても、ムスコの不利な点を直すようにする場所に思えてならない。
657.で、療育に何で行くのか?…正直、行きたい訳でもない。園長に相談した時に「最終的には子どもが選ぶ方を行けば良いんですよ」が引っかかっている。
658.通園と幼稚園、お前はどっちが楽しい?居心地が良い?自分で選んでええんやで。それを確認したいのかもしれない。
659.11時を周り、そろそろ家を出なければ。天気が良いから、薄着でもよさそうだ。
670.団地の階段を降り、陽が当たる道に出たら暑くもなく寒くもない、不快感ゼロな気候に少し驚いた。季節がまたひとつ動き出している。

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