見出し画像

「4月22日(木)のこと」

1021.木曜日。6時ピッタリに目覚める。今日は療育の日。
1022.ムスコはバスで幼稚園。私は自転車でお迎え、早退して療育センター。自転車に乗りながら、この道はどこにつながっているのか気になって仕方がない。
1023.冒険してみようか、幼稚園への近道かもしれないぞ!と思うが、遅刻する訳にもいかんしなぁといつもの道を行く。
1024.園庭に入ると荷車で遊んでいるムスコ発見!おい!迎えに行くって言っただろーが。帰り支度しといてくれよ。
1025.教室に連れて行くも、クラスの子達が色々話しかけてくれる。嬉しいけど、早く行かねばならないから気持ちが焦って疲れる。私はこうゆう風に一気に話しかけられるの苦手なんだなぁ、と思う。
1026.療育も分散登園中で今はひとクラス3人。ムスコとRくんはグイグイ話しかけるタイプ。Aくんはお母さんから離れるのが不安なタイプのようだ。
1027.今日はお母さんも同室で、おもちゃタイムがあったり、プリントしたり、工作したりしながら子ども達の様子を見学した。
1028.Rくんは気持ちが前のめりになると、机もどんどん前に動く。先生の話す単語が刺激になり、そこから発想がひろがりおしゃべりになる。
1029.Aくんは不安なことがあると、お母さんにしがみついていた。お母さんが不安を和らげてくれる存在なんだな。先生の「教室に〇〇は何人?」のクイズにものすごく早く反応していた。
1030.ムスコはいきなりマイクラ話をしだしたりするけど、先生に積極的に話しかけ、楽しげなリアクションをするひょうきん者に見える。
1031.子ども達が遊びに集中し始め、親たちはこっそり廊下へ。お互いの子ども達の様子を見て、特性が何となくわかった。困っていることは何ですか?と聞いてみた。
1032.発達障害の子を持つ親同士だからできる話だ。大変だね、大丈夫だよ、こーしてみたら?なんて言わない。なるほど~お宅はそうですか。うちはこうなんです。と理解が早い。
1033.他の友達との関わり具合が心配だったり、苦手なことに対して先生などの大人の理解が必要だったり。
1034.これから行く小学校という世界が、我が子にとって不安な場所にならないように。そのためにこの場所にいるのが分かる。療育みたいに丁寧に教えてもらえれば心配は少ない。でもひとクラス35人。ムリでしょうねぇ…。
1035.担任の先生がとても良い。子ども達の興味(ゲームやアニメなど)への反応を見てると、関心を持って接してるのが分かる。上辺だけの反応だと、信頼関係は築けないよ。やっぱり人だよ、人。どこで学ぶかよりも、誰と学ぶか。誰に学ぶか。
1036.療育センターを出たのが12時すぎ。14時に幼稚園に戻らねばならない。読書会の話をある母にしたいから会う約束をしていた。
1037.せっかくなので幼稚園周辺を探検しようと自転車を漕ぎ出す。この道を行けば、あそこに出るはずなんだが!と進むとアレ?反対方向?引き戻り、ある弁当屋を目指す。
1038.今日はお弁当買って、公園かどっかで食べようと思っていた。だって天気いいもーん。
目的地近くはムスコを産んだ産院がある。妊婦時代を思い出しながら、自転車を漕ぐ。
1039.「ほっかまんてん」で唐揚げ弁当を2つ買い、近くに公園あったよなぁと探す。おぉ、ここ丁度いい。手洗い場もあり、ベンチも木陰。人が全然いない。
1040.日向はジリジリと刺す陽射しだが、カラッとした木陰は気持ち良い。空も青く、新緑が眩しい。早々と弁当を食べ終わった私は、アイスコーヒーが飲みたくなっていた。もう気分は5月に向かっている。

付録


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?