「器を広げないといけないんだよなぁ…」の巻

3学期から、親子で通園していた。
ムスコに幼稚園が合わないなら、転園するもよし。自主保育でもよいと、考えていた。
段階を経て、試行錯誤の結果、ムスコは幼稚園へ行けるようになった。
だけどそれで、めでたしめでたし!とは私は思っていなかった。


幼稚園に実際に通いながら感じたことは、ムスコは『やりたくないことは、やらない』ようだ。
それと疑問に思ったのは、他の子はなぜ大人の言うことを素直に聞けるのだろう?ということだった。
大人の言うことを素直に聞き、正しく行動できる子は少ないが、いる。こういった子は、先生からの信頼も厚く、列の先頭や最後を任されていた。
だいたいの子は、なんとなく皆の行動について行き、和を乱さない。
順番が待てない子、動作がゆっくりな子など個性はある。
我が子は、和に入ったり入らなかったりしていた。

理解できないのか?と思っていたが、やりたくないという意志の元の行動のようだ。
『みんなと一緒が良い』とされる世の中だと、ワガママとか自分勝手と判断されるなぁ…
親もそうやって育ってきたもんだから、なかなかムスコをよし!と受け入れきれていない。


せっかく幼稚園に思っていることを言えるようになったのだから、このまま通い続けて、小学校をムスコに合った所を探そう!となった。
まだ年中なので、2年も時間がある!
その学校へ通うのに引っ越しが必要なら、家探し、職探しもしなければならない。
我々夫婦にとって、かなりの挑戦ではある。
近所の公立小学校の支援クラスに入ればいいじゃない?て思うだろう。
けど、幼児生活団のような場所があるなら行かせてみたい。
ムスコをありのまま受け入れてくれる場所が欲しい。
そうでないと親が自信を失くしていくのである。周りの目ばかり気にして、ムスコをダメな子として見てしまう。
一番足りないのは、自分達の器の広さだと思っている。ムスコを受け止めるだけの器が欲しい。
親も一緒に育って行かないといけない、これが今の私達の正直な気持ちである。
だから、力を貸して欲しい。
学校に!社会に!世界に!

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