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「4月1日(木)のこと」

601.帰省7日目、最終日。晴れ。
602.何時頃車で駅に送ったらいいんや?とじいさんが聞いてきた。14時頃の新幹線に乗ろうと思っていた。新幹線の指定席を取らねばならないので、11時に家を出ることにした。
603.1週間献立考えず、洗濯もしてもらい、孫の面倒まで見てもらえ楽させてもらった〜。
604.帰り間際、ばぁさんから電車賃とお小遣いを渡された。そんなんええのに〜。こっちが滞在費を払うべきなのだが、ここでお金のやり取りも無粋。有り難く受取り、帰ってから何か気の利いたモノを贈ることにしよう。
605.駅に送ってもらう途中、ヤマトで荷物を送る。車窓から外を見ると、桜の花がまだ元気よく咲き乱れていた。
606.今年は雨や風に散らされることなく、満開が続いた。いい季節に帰ってきたな、と思う。桜をこんなに沢山楽しんだのは何年振りか。
607.この日はばぁさんが新幹線まで見送りについて来てくれた。新幹線の席も取れたし、早めの昼ご飯をと、マックへ寄る。
608.せまーいカウンターに横並びで食べる3人。時刻は12時を回っていた。あと2時間ほどで京都とお別れかぁ…。
609.食べ終えて12:30。まだ時間もあることだし、アバンティで時間を潰すことにした。
610.ここも数年ぶりに来た。ムスコが退屈しなさそうなガチャガチャコーナーや本屋、しまむらなどが入っていた。
611.ちょっとトイレー!と入って本屋をウロウロしたあたりから、私の中でそわそわした緊張感が襲ってきた。トイレ行ったばかりなのに、また行きたくなっている。
612.新幹線の時刻を決めたからだ。無意識に「何かあって乗れんかったらどうしよう…」と不安が襲ってくるのだ。しかもムスコを連れて横浜まで帰る責任感がズシッと私の肩に乗ったからだ。
613.来る時は夫がいた。今は祖母がいる。何かあったら相談できたり、協力し合える人がいる。結婚して出産したからこそ感じる不安だと思う。子を守らねば。
614.結婚してから、私が苦手なコトは夫が得意だったり、その逆もあったりで、苦手なコトはやらなくて済む生き方に変わった。
615.独身時代は自分で何でもやらなければ前に進めないから、色んなコトを頑張っていたと思う。
616.旅行に行くならチケットの手配、行き方を調べたり、時刻を調べたり。役所関係の書類も夫の方が得意だし、スマホの手続きも任せっきり。
617.このように苦手なコトをサボって行くと、いざ!という時、自分はやっていけるのか不安になる。
618.夫に先立たれたら、きっと私は路頭に迷うに違いない。夫も困るとは思うけど。
619.今の生活はとくに困ってないけれど、もすこし自力で生きてくチカラをつけておきたいなと思う。
620.なので新境地では私も稼ぎ、共に家のコトをできる環境にしたいな、と思う。

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