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大学職員の仕事 ~研究支援って?~

こんにちは、aicafeです。
40代、人生時計で14:00頃に差し掛かったところです。
これからの人生の午後の時間の過ごし方を模索中です。

前回の記事で、大学職員の仕事のバリエーションの広さについて書きました。

研究支援というお仕事

その中の、大学で行われる研究に関するお仕事全般に、わたしは関わってきました。
「研究支援」とか「産(官)学連携」と言われる仕事の領域です。
研究の入口から出口までの各フェーズに関わる様々な支援業務があります。
たとえば、以下のような流れで研究プロセスは循環していて、そのプロセス上の各フェーズで( )内に書いたようなお仕事があります。

① 研究の入口(企業とのマッチングや公的事業への申請)
② 契約(受託・共同研究契約締結、研究計画書提出)
③ 執行(研究プロジェクト運営、研究費執行管理)
④ 成果発表(イベント開催、データベース運用)
⑤ 広報(プレスリリース)
⑥ 研究の出口(社会への技術や知の還元、TLO)
⑦ 最初にもどる

研究支援のお仕事、具体的に

フェーズごとに生じるお仕事の詳細をざっと挙げるとこんな感じです。

  • 大学と民間企業や公共機関との研究マッチング

  • 民間企業との受託・共同研究の契約調整

  • 研究費獲得支援(文部科学省・厚生労働省科研費、JST・AMED等の公的研究事業、民間財団研究費など)

  • 研究契約の調整、締結支援

  • 獲得した研究費の執行支援

  • 研究プロジェクトの運営支援

  • 研究成果発表イベント開催事務

  • 研究成果データベース運営 

  • 知的財産権管理事務

  • 研究倫理プログラム運用

  • 研究資料保存

  • 学部・研究科の研究関係委員会事務 etc.

たくさんありますね💦

研究支援の現場

わたしの所属していた大学は、複数のキャンパスを持つ総合大学でした。わたしは3つのキャンパスで、3つの学部の研究に関わりました。学問領域は、1つは複合系、あとの2つは理系です。研究分野にも依るのですが、わたしの関わった主に複合系・理系の研究現場では、ざっとこういう業務が日々生まれています。

しかも研究はノンストップ。
のんびりハンコを押している世界とは程遠く、スピーディーで朝から晩まで問い合わせや対応、処理に追われる、本当に忙しい現場でした。

棚卸の重要性

あらためて、自分のやってきた業務を振り返ることは大切ですね。
「色々やってきたんだな~」と、客観的な棚卸になり、無職で人生設計迷い中のわたしも、この作業を通じてちょっとだけ自信を回復できました。
そして、わたしの経験を活かすことのできる場所が、どこかにあるかもしれないと思えてきました。
またお仕事については時々振り返っていきたいと思います。

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