伝わるレシピ 3
じぶんのことばとは
「自分の言葉で話してください。」
なんて突然言われたとき、えーっと・・・。。ってなりませんか。
自信を持って即話せる人って、なかなか少ないのではないでしょうか。
一瞬、自分を探すような・・・間が生じることもあると思います。
本当の自分ってどんな感じだったかなぁって考えるけど、
これ以上相手を待たせられない気持ちになってしまって
間を埋めるように自分が整わないまま
話し始めてしまう場合もあるのではないでしょうか。
本来の自分を思い出して
その声・思いで
伝える。
時間がかかっても、この感じ大事だと思います。
ぼやけていた自分が、自分軸に戻ってクリアになるような感じです。
意外とこの間って、思うより相手は気にしていないものです。
でも、もっと最短で本来の自分の感覚を取り戻して伝える方法はないか探し続けて、気づいたことがあります。
それは、料理を食べて その感想を話す感覚に近いということです。
おいしい料理を食べて自然に出る「おいしい ♪」という言葉。
実際に味わって実感したからこそ、発する言葉ですよね。
ただ単に お・い・し・い という 4つのひらがなを声に出すのとでは、やっぱり違います。
噛んだらどうしようとか、いい声で言おうとか、うまく伝わらなかったらどうしようとか、考える隙もないです。
おいしいと心から感じたことで、自然に表情も変わってきます。
その表情が声にも伝わり、
声に表情が生まれます。
ただの「おいしい」という4文字に心が入ることで、平面な文字が立体となって動きだすように音として言葉を奏でます。
そして、言葉の鮮度が生まれます。
どんなおいしさなのか、そのおいしさの空気感も伝わります。
本物のリアルな「 おいしい 」は、伝えるためのテクニック ( 緩急・抑揚・間など ) を超越して、すべてが自然です。
実感したからこそ、心を入れることができるということですよね。
結果、相手にも、「おいしい」がしっかりとすんなり伝わります。
このおいしいものを食べた時のほがらかな表情筋を、人に伝える時に活用するといいなと思います。
笑顔 = 口角が上がることで、声も明るくなります。
自分もリラックスしていて、結果的に印象もよくなります。
「 おいしい 」という言葉以外でも、
つい感情がのって出た言葉を言った時のご自分の感覚を何気なくチェックしてみると
新しい発見があると思います。
ご自分から自然にでる言葉を大切にしてくださいね。
心が入って自然に出る生きた言葉こそ、本来のあなたの今の言葉です。
できあがったセリフの字を追ってうまく話そうとすると、つまることや噛むことなどをおそれてしまい緊張してしまうものです。
緊張してもいいんです。
つまっても噛んでも、いいんですよ。
それ自体、人間だから星の数ほどありうります。
もしも、つまったり噛んでしまったとしても、言い直せばいいだけです。
この、立て直しが大切だと思います。
噛んだことなどをあとにひきずってしまうと、もったいないです。
そして不思議なのですが、気持ちが入ると、噛む率がうんと下がります。
リラックスしていて、心が自由な自分に戻って話しましょ。
声や言葉に表情が生まれて、さらにあなたの魅力が輝きます。
等身大のあなたが、気持ちを込めて誠実に伝える姿が、一番かっこいいんです。
そして、相手にも自分にも誠実な心で向きあって伝えてください。
伝えることだけでなく、どんなことでも。
料理でたとえるなら、心は、土台のおだしだと思います。
このとっておきの無添加のおだしがベースのじぶんの言葉で、新鮮な今のあなたを伝えてくださいね。
ひと味もふた味もおいしさアップしますよ。
Don't think . Feel!
最後までお読みくださいまして、本当にありがとうございます!
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