おばあちゃん直伝 シアトルジャーキーの味
築45年の家で暮らす夫婦と愉快な仲間たちのお話。
今日は隣のおばあちゃん(私の祖母のお姉さん)からジャーキーの作り方を教わる予定。
調味料もお肉も揃えて…どんな味になるのか楽しみ!
先ずは調味料を揃えて
昔、シアトルにいたことがあり、その際に現地の奥様から教わったというジャーキー。
いつもおばあちゃんが作ってくれたお裾分けでもらっているばっかりだったけど、あまりにも美味しいものだから、「私たちにもレシピを教えて欲しい!」と相談したところ、おばあちゃん快諾!
「お肉のブロックと、この調味料がいるから、揃えてね。」ということで、いくつか買い足しました。
元々料理が好きな彼に対して、私は別の家事やるからお願いね!というスタンスをとることが多かったのですが、この日は久方ぶりに一緒に台所に立つことができました。同じ土俵に立つって大事!
(カメラを持っていることが多かった…けども。)
お肉、丸ごと
今回の調理過程で一番私が驚いたのは、ブロック肉をそのまま鍋へダイブさせていたこと。
そもそも、ブロック肉を買ったことがない私としては、「何からやればいいんだろう…」が、先行していたので、沸騰した鍋に、大雑把にボンボン入れ込むのをみた瞬間の衝撃たるや…。
余談ですが、ブロック肉は、あまり私の近所だと売ってなくて、おばあちゃん曰く
①店員さんに仕入れの時期をヒアリングする
②安くなっていた時にたまたま見つけたら、複数購入し、冷凍しておく
で、必要量をゆっくり集めているのだそう。
勉強になります。
仕上げの前の一手間
さて、包丁とまな板を再び用意します。
ある程度茹で上がったら、一旦取り出して、小さく切っていく作業。
最後の味付けの前に、良く染みるように肉を細かく捌いていきます。
これが結構難しくて、肉は熱いし、トングで支えてもゴロゴロするし、地味に時間がかかった作業。
それでも、おばあちゃんは「上手だね〜、上手だね〜!」と褒めてくれて、褒めて伸ばすタイプの指導が好きな私にとっては、とても気持ちよく作業ができました(笑)
レシピ通りに計量して、鍋の中に戻したお肉たちを一緒にぐつぐつ。
普段、計量カップなんか使わない私にとっては緊張した一瞬だったな。
では、煮込んでいきましょう!
じゃ、鍋、後はよろしくな!
休憩時間は至福の時
差し入れに母が持ってきてくれたケーキ。
鍋を煮込む時間が長いので、その時間を使ってお茶タイム。
普段隣には暮らしているけれど、なかなか招く機会がないおばあちゃん。
母と旦那とおばあちゃんと私。
とても良い時間だったな。
仕上げは温度が大事!
煮込んだ後の仕上げは乾燥。
これが地味に難しくて時間がかかる今回のレシピの一番の難所。
(ほぼ、旦那任せでしたが)
普段使用しないグリルを利用して、乾燥させていったのですが、一度にお肉をおける量が本当に少ないので、辛抱強くお肉の様子をみていてくれました。
その甲斐あってか「初めてにしては上出来だよ!」とおばあちゃんからもお墨付きをもらうジャーキーが完成。(本当に私は何もしていない…)
ここまでの作業で正味5時間ほどだったでしょうか…。
振り返り
普段、アクティブに動き回る私にとっては、家での時間は新鮮だったし、何よりも、おばあちゃんの思い出の味を引き継ぐことが出来てよかったなとしみじみ。
私のパートナーはもちろんですが、父も好きな味なので(酒好きは基本好きな味)これからも時間を見つけて作っていきたいな。
それと普段何気なく挨拶や会話するおばちゃんと長い時間濃厚な時間が送れたのも、一つ収穫でした。
たまに、「あと何回一緒に笑い合えるのだろうか」と思う瞬間もあって、ぎゅっとしたくなることもあるけど、誰に対しても、いつ別れが来ても良いように普段からコミュニケーションをとっていきたいなと感じた日でもありました。
では、今日もお疲れ様でした。
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