見出し画像

バイトくんに教えてもらったこと

スノーボーダーのバイトくん達が
初めてうちに来てもう5年になる
ちょうど直販をはじめたくらいかな

サロマ湖で1年育てたホタテの稚貝を
オホーツク海に放流する仕事
年に一度、手伝ってもらわないとできない仕事

バイトくん達が来る前は地元の
通いで来てくれる人
お義父さんから旦那に変わって
私よりもとっても年上の人が多かった

バイトくんは団体で来て、それぞれの
漁師の倉庫に泊まる。晩ごはんは
作ってみんなで食べる
通いのバイトさんばかりだった私は
正直「泊まりかぁ…でもご飯は自炊だから
いいか」その頃の私はこの仕事を無事に終わることで
頭がいっぱい
あとは何にもなかった

実際にきてくれてびっくり
とっても働く子達
人懐っこい
楽しそう
サロマ湖を歩きながらかっこいい音楽を
かけてる
移動はスケボー
仕事が終わると魚釣り
近所の子供を「師匠〜」と言って
一緒に魚釣りしてた子も笑

数年前「捌き方教えてください〜」って
ワクワクしながら帰ってきた子も
今年はもう立派に捌いてる
それを干して焼く
「うめぇーー」

毎年色んな子が来て色んな話をする
「ワーキングホリデーにいきたいんです」
「バイト代は遠征費かな」
カメラマンの子は
いっぱい写真を撮ってくれた
…ずっと使わせてもらってる笑

「今年撮影行くから行ったらDVD送りますー」
やたらサイズの大きいTシャツと
一緒に送られてきたり…笑

今年はこんなことしたいとか、行きたいとか。
パイプでくるくる回ってる動画を見せてもらったり。
私には未知の世界。聞いているだけで楽しい
でもきっと色んな事で悩んだり迷ったりして
今ここにいるんだろうな

仕事でいっぱいだった私に
少しだけ余裕を持つこと
同じ仕事するなら楽しむこと
こんな世界があること
逆にサロマ湖や漁業の魅力を教えて
もらってる気がする

もう20年バイトに来てくれてる大先輩は
「また来年も来いよ」と名残惜しそうだった

今年も怪我もなく船の故障もなく
無事終われて良かったです
「また来年きます」って帰っていった
バイトくん達また来年
楽しみにしてるね


最後まで読んでくれて
ありがとうございます♪
嬉しいです

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?