神さまの孤独

神さまが「ひとつ」だった頃
神さまは孤独だったろうな

「孤独」って言葉もないくらい
「ひとつ」ですべてで完全で
退屈だったろうな

わたしの底しれない「孤独感」は
あの頃の記憶だった

そりゃ「退屈」になると「孤独」にもなる

あまりに「ひとつ」でつまらなくなって
こんなに分裂してしまった(ようにみえる)から
誰かを求めて
また「ひとつ」になりたがる

そんな遊びの中にいる

セックスで溶け合ったとき
笑いで溶け合ったとき
リラックスで溶け合ったとき
またあの「ひとつ」を感じられる

言葉のまったくいらない世界「 」

気持ちいい

だから求める

生きてく上で
「苦」が避けられないのはなんなん
神さまがMだったからなん?

もう遊びもそろそろ終わりにしよっか

「もっと楽しい遊びをしよう」って
キラキラした顔で無邪気に誘う
神さまと鬼ごっこしている

神さまと走りつづけて
龍の背中にしがみついて空を泳いで
世界を一周して

戻ってきたら
「今ここ」で「ひとり」で
また神さまと対話している

「ひとつ」にもなれるし
「対話」もできる

遊び疲れて満足して
爆睡するような
そんな風に
この命を生き切れたらいいよね


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