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認知症って知ってますか? --2025年には高齢者5人に1人-- #1

「認知症」という言葉は、日本人なら馴染みのある言葉でしょう。
言葉としてはてもよく知っているけど、単に「記憶が薄れていくんだよね」とか「徘徊してお家にかえれなくなっちゃうんでしょ」というようなぼんやりとしたイメージがあるだけ、という人が多い世の中。
誰しも「絶対なりたくない!」と思ってるのに、みんな自分には関係ない世界と捉えがちなのです。

2025年には高齢者5人に1人が認知症になる

と言われているのをご存じでしょうか。
4人に1人だったら、自分の両親と義両親の誰かが認知症になるということ。5人に1人でもその可能性も十分に高いし、そうじゃなくとも祖父母や兄弟の義両親、親類、ご近所など、近しい関係にある人が発症するのが普通になる可能性が高い。

(※図1-2-12は内閣府のHP 平成28年度版高齢社会白書(概要版)より抜粋)

65歳以上の認知症患者数

老々介護と言われているけど、私の両親は70代で祖母の認知症介護をしていました。なんたって、祖母が100歳超えだったので…。
認知症を介護している人自身が認知症になる可能性だってあるわけです!

認知症=アルツハイマー病ではない!

私の祖母は、レビー小体型認知症でした。
医師の診断として私個人は聞いてないけど、症状からして明らかでした。
いまから思えば、祖母がまだ様々な症状を発する前に、「手がふるえてる」と言っていたのが初期症状だったのでしょう。
その時になんとかしてれば、悪化しなくてすんだはず…
その気持ちがいまでも抱えている罪悪感の1つ。
もちろん、病院で診てもらったものの、「歳だからねぇ」と医師に軽い診断されてしまい、家族でさえも重く受け止めることはできませんでした。

私は心と体のつながりを知ることをライフワークとしてますが、体に何か症状が現れるのは、当然何かが体に起こっているのです。もしかしたら、熱が出て体内にふさわしくない菌と戦っているように、それはその時の体調に必要な調整が起きているのかもしれません。何もしなくても、自己治癒力が働いて自然と治ってしまうこともあるでしょう。
ですが、何か体の異変が続く時は、注意深く観察して何をすべきか、何をすべきじゃないのか、ということを考えて対処すべきと思います。

話は戻りますが、認知症は種類分けされています。
日本人に多いとして、主に4つに大別されているのは下記のとおり。
(下記4つ以外の認知症もあります。)
①アルツハイマー型認知症 
②レビー小体型認知症
③前頭側頭側変性症

④脳血管性認知症
圧倒的に多いのがアルツハイマー型で約7割を占めるようなので、海馬の萎縮により記憶障害が起きる「アルツハイマー= 認知症」が有名なのです。

介護する人にとって、どの認知症なのかを知るのはとても大切です。
それぞれ症状や進行が異なるため、この先どうなっていくかの心構えができるからです。(素人ながらですが、大別された認知症に伴う症状や進行具合は一般的なもので、個人差があるのではないかと思います。)
特に高齢者の認知症の場合、既往症もあるし、新たな病状を併発することもあるので、すべてを認知症のせいにするのも対処を間違える可能性があると思うので注意が必要です。

続く。

#認知症 #認知症介護 #認知症高齢者5人に1人 #レビー小体型認知症








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