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星の王子さま 1章

私たちの中に眠っている小さな子どもの姿
子どもの可能性はものの外側だけではなく
内側にあるものを見ている。
「大切な事は目には見えない。」
この本のテーマの一つはここから始まっている。
ウワバミの中の象は、作者でないと見えない。
外側から見ていてもに誰も見えてこない。


            ★ ★ ★
  レオンウエルトに献げる
  この本をある大人にあげたことを、子供たちに済まないと思う。それには、ちゃんとしたわけがあって、一番大事な友達だと言うこと。他にもわけがあるのです。その人は、子どもの本も大人の本も分かる人なのです。そして、3つめの訳は、この人はフランスに住んでいて、寒くてお腹空かしているのです。慰めが必要なのです。 それでも未だそんなわけじゃ,分からないのだとしたら、この人が子どもだったその昔の子どもに捧げたい。どんな大人でも、始めはみな子どもだったのだからね。(でも,殆どのひとは忘れてるけどね)だから、この献辞を訂正します。
 子どもだった頃の レオン ウエルトに

            ★ ★ ★
1章


 わたしが6才のある時、”本当の話”と言う原始林の本の中で、すごい絵を見ました。それは、一匹の大蛇が野獣を丸呑みにしているところが描かれていました。これがその絵のコピーです。
 その本にはこんな風に書いてありました。「ウワバミというものは、えじきを,咬んだりしないでそれを、まるごと飲み込む。それだから、お腹でこなれるまで動けなくて、半年も眠っている。」
 そこで、わたしは、ジャングルの冒険を考え抜いたあげくに色鉛筆で,最初の絵をうまく書き上げた。これが、ぼくの第1号のデッサンです。

そういうことで、わたしは他の仕事を選ぶことになり、飛行機のパイロットになったというわけです。わたしは世界のいくらかを飛び回ったので、地理。それはほんとに役に立ちました。中国からアリゾナまで,一目見ただけで分かりました。夜、道に迷ったりしても、とっても、役に立つのでした。
そして、人生ではちゃんとした人達にたくさん出会いました。大人の中で生活してきたのでね。いろんな場所で大人たちの間で暮らしました。でも、自分の考え方はそんなには変わりませんでした。

たしは、少しでも聡明な人とであったら、いつも持ち歩いていた1番目のデッサンの話をしました。その人が本当に理解しているかどうか知りたかったのです。でも、答えはいつも、「それって、帽子だよ。」なのでした。そうなると、わたしはウワバミのことも、原生林のことも、星たちのことも、その人たちとは話し合うことはありませんでした。わたしは話をその人たちにあわせて、ブリッジ、ゴルフ、政治それにネクタイのことを話しました。すると、その大人の人たちは、物わかりの良い知り合えたと、とても喜んでいたのでした。

 わたしは、自分の傑作を大人達に見せて、恐いかどうか聞いてみたのです。  すると、「なんだって、帽子がこわいものか?」って、言ったのでした。    わたしのデッサンは,帽子なんかじゃないのに。まる飲みにした像をこなしているウワバミなのに。そこで、わたしは、大人達でも分かるようにと、ウワバミの内側を描きました。大人っていつも説明しないと分からないね。

 私の2番目のデッサンはこれです。 すると、大人は外側からも内側からのも、ウワバミの絵を横に置いて、わたしに、もっと大事なことがあるでしょう。地理とか、歴史、数学、それに文法とかね。と,わたしに勧めたのでした。そういうわけもあって、6才の時に大いなる画家への道を諦めたのでした。 わたしは、第1号と第2号のデッサンの失敗ですっかり意気消沈してしまいました。大人というのは自分だけでは決して理解できないからいつもいつも説明しないと分からないから、子どもはとても疲れてしまう。

そういうことで、わたしは他の仕事を選ぶことになり、飛行機のパイロットになったというわけです。わたしは世界のいくらかを飛び回ったので、地理。それはほんとに役に立ちました。中国からアリゾナまで,一目見ただけで分かりました。夜、道に迷ったりしても、とっても、役に立つのでした。
そして、人生ではちゃんとした人達にたくさん出会いました。大人の中で生活してきたのでね。いろんな場所で大人たちの間で暮らしました。でも、自分の考え方はそんなには変わりませんでした。

たしは、少しでも聡明な人とであったら、いつも持ち歩いていた1番目のデッサンの話をしました。その人が本当に理解しているかどうか知りたかったのです。でも、答えはいつも、「それって、帽子だよ。」なのでした。そうなると、わたしはウワバミのことも、原生林のことも、星たちのことも、その人たちとは話し合うことはありませんでした。わたしは話をその人たちにあわせて、ブリッジ、ゴルフ、政治それにネクタイのことを話しました。すると、その大人の人たちは、物わかりの良い知り合えたと、とても喜んでいたのでした。

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