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カードゲームマナー講師を自称した理由とTCGの文化的な浸透①

カードゲームマナー講師を自称した理由

私が突然カードゲームマナー講師を自称したことには、2つの理由があります。
1つは現状のカードゲーマーが「変な人が多い」と一般的には認識されていて、それを少しでも解消したいこと。
1つはもっとカードゲームが日本文化として浸透してほしいこと。
そのために、X(旧twitter)などでマナーについて発信することにしました。

アニメオタクの昔と今

20年ほど前、成人して熱心にアニメを見るのはいわゆる「オタク」特有の文化だったように思います。私自身も、そういうオタクな人物でした。2024年現在はどうでしょう。アニメを見て、その感想を語り合う成人はまったく珍しくありません。それぞれの作品はもちろん、自分のお気に入りのキャラクターを演じた声優や手掛けた監督のファンになっている人も多くいます。
今現在の秋葉原を見ても、身だしなみを整えた人の割合は多く、身なりを整えていない人の方がハタ目には少なくなっています。これは、アニメが文化として浸透した結果だと私は考えています。

カードゲーマーと商品

私はカードゲームが好きで、この遊びを多くの人に楽しんでほしいと考えています。カードゲームはまだ「オタク」特有の文化であり、世間に受け入れられる文化にはなっていません。オタクたちが内輪で楽しむクローズドな世界、それが大きな意味でのカードゲーム界隈の実情ではないでしょうか。
ただ、マーケティングの観点では、版元の企業(カードゲームを生み出す企業)は常に新規顧客を意識しており、クローズドな環境を好みません。
コミュニティが閉鎖的になればなるだけ、ユーザーは減少し、商品の拡充が行われなくなり、結果ゲームは消滅してしまいます。

「カードゲーマーのステレオタイプ」が新規離れを引き起こす

ではカードゲームを楽しむ「オタク」、一般的なカードゲーマーとはどんな人物を指すのでしょうか。これについては、アンケートなどを行ったわけではないので、あくまで私の主観であることにご注意ください。
 
・威圧的で不機嫌そうにプレイする。
・早口で何を言っているか分からない。
・一方的にカードの自慢やプレイの指導をしてくる。
・相手の手番にパチパチカードを擦り合わせている。
・常に悪臭がする。
 
もちろん、これを全て兼ね備える人はごくわずかだと信じます。しかし、カードゲームをプレイしている私の主観でさえ、良い点が見当たりませんでした。
カードゲームをやっている人は論理思考で頭が良い、とかカードゲームをやっている人はモノを丁寧に扱う、とか本来であれば美点が浮かんでもよいものですが、上記のような悪い点が並べて、「大体そんな感じだよな」と思ってしまう実情があります。

オタクだった私によく似た人たち


・丁寧にプレイの仕方を教えてくれた。
・ゲームが終わった後に感想の交換や戦術の考察を一緒にしてくれた。
 
ゲームをプレイしてこのような喜びの声を挙げる声もありましたが、そういう人物が上の条件に当てはまるとは考えにくいので、残念ながら一般的なカードゲーマーではなく、その方が「当たり」のプレイヤーだったのでしょう。
何故、こうした人たちによって新規プレイヤーが離れてしまうのか、
それは次回の記事で考えてみたいと思います。
そして、

・威圧的で不機嫌そうな態度。
・早口で何を言っているか分からない。
・一方的に会話を押し付けてくる。
・反復行動をしている。
・常に悪臭がする。

といういくつかの条件に当てはまる人物に心当たりがありました。

それは、20年ほど前の私です。

次回に続く。


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