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エクウィズをプレイするポメラニアン



コインチェックのINO


みんな、久々ポメ。
今日はcoincheckで行われたINOでも話題のエクウィズ(Eternal Crypt – Wizardry BC -)について書いていくポメ。



日本の会社が作るBCGを遊ぼう

Made in Japan

このゲームは現在CCのINOとその後行われた一般販売に参加してNFTを購入した人だけが遊べる先行リリース中ポメ。

NFTの販売量は1万体だったけれど実際に売れたのは2300体とまあまあの結果だったポメね。

完売はしなかったNFT


BCGは有名どころを幾つかプレイしたことがあるのだけど、どれもゲームとして成り立っているようなレベルではなく、NFTを買って1日1回ぽちぽちするだけのものばかりだったポメね。

今年は国内からキャプテン翼のBCGも登場したものの、スタートはとてもいいと言えるものではなかったのが記憶に新しいポメね


そして今回のエクウィズの運営、開発はドリコムというゲーム会社ポメ。

上場ゴー・・・

数年前にはきららファンタジアというソシャゲを作ったものの、リリース直後からバグが多く、人気ipだったこともあり炎上するということが記憶にある会社ポメね。

そんなわけでこのゲームにはあまり期待はしていなかったものの、DEG鯖の抽選でNFTをもらうことになったので遊んでみたポメね。

サービス開始直後から普通にプレイできる

このゲームはまだアプリはなくブラウザで遊ぶゲームなのだけれど、ブラウザでウォレットを作り、そこに購入したNFTを送ることで遊ぶことができるポメ。

会員登録後スマホ、タブレットなどの端末からブラウザで開くだけでゲームはプレイ出来たポメ。

ゲーム画面

スマホの縦画面に最適化されたUIで、特に説明がなくてもある程度直感的に遊び始めれたポメね。事前にでていたPV通りの動きをしていたことは感心したし、クリックゲームとしての画面の反応も悪くなかったポメ。

これは数年前にドリコムがバンダイナムコと作っていたhtml5を使ったブラウザゲームのノウハウがあったんじゃないかなと思うポメね。

大抵のBCGが映像だけ作ってゲームプレイはsoonという状況が続いてる中で、短期間でゲームができるように調整してきたのは流石上場企業だなあと思ったポメ。

ゲーム進行の仕組み

このゲームの進行を説明していくポメ。

公式サイトにあるゲームフロー

このゲームは8時間に1度進行したダンジョンから帰還し再度リスタートができるポメ。

帰還するとキャラクターのレベルは1に戻るのだけど進行度に合わせて2つのポイントがもらえるポメね。

1つ目はAPと言って使用することで様々な効果のあるレガシーアイテムというものを強化できる便利ポイントポメ。

敵のHPを減らすレガシーアイテム

2つ目はSPと言ってタップ能力を大幅に上げたり、冒険者の能力を何倍に燃したりできる常時発動型の能力に振り分けれるポイントポメ。

常時発動スキル

つまり8時間に1度帰還してAPやSPを振り分けてビルドを作っていく事で、どんどん強くなってダンジョンの奥に進んでいけるという仕組みポメ。

風来のシレンのようなイメージを持ってくれるとわかりやすいポメね。

ゲームフローをまとめると

ダンジョン攻略→敵が強力になり倒せなくなる→帰還→ポイントで強化して再度攻略→敵が強くなって倒せなくなる→帰還→以下ループ

という感じになるポメね。


怪しくなる雲行き

このゲームは先ほどのゲームフローの紹介画像やメディアでのインタビューにもあるようにCookie Clicker系の放置ゲームとして発表されていたポメ。

ユーザーは1日放置して、隙間時間に溜まったAPやSPを使い戦略などを考えてダンジョンの奥に進んでいくというのがゲームの醍醐味とされていたポメね。


そしてゲーム開始後は賞金付き進行度ランキングというものが行われると発表されていたポメ。この結果、沢山NFTを購入して遊ぶ(放置)ことでランキングで有利になるのではという考えの人が少なからずいたポメね。

たくさん買うと有利になるのではと追加購入を悩む人たち
魅力的な報酬のランキング

しかしながらゲーム開始後、放置をしてもゲームが進行しないという状況がわかったポメ。そのため参加ユーザーはゲームを放置するのではなくこのゲームを絶えずプレイしなければいけないという状況が発生したポメね。

さらにNFTを購入していても序盤では特に役立つわけでもなかったためプレイ時間=進行度になり始めたポメ。

この問題はかなり深刻で、ランキングの報酬が高額だったこともあり多くのユーザーが休むことなくプレイを続けていたポメ。最終的にはランキングを維持するためには1日で休める時間はほとんどないという状況にまで発展していたポメ。

地獄のゲームフローの完成



最初の頃はネタでこのゲームは刑務作業と言っていたDEG鯖のプレイヤー達も数日経つと本当に刑務作業じゃないかと血涙を流しながら遊んでいたポメ。

刑務所内の様子


ここまでする必要があったのかと今は思うけれど、結果で言えばこの時に大量のプレイ時間を注いだユーザーがランキング上位になり、NFTを買っていたがプレイ時間を使えなかった人は下位になっているポメね。


ドリコム社長の内藤さんもプレイ時間が長期化してることを改善すべきとXで書いていたポメね。正直この段階でゲームを止めていれば・・と今でも僕は思っているポメ。

香川県民は遊べないゲーム



このゲームはバグだらけ

我々は金を払ったテスターなのか?

放置しても進行しないというバグは、はっきり言って致命的なバグだったのだけど、それ以外にもこのゲームはバグが大量に発生し始めていたポメ。

発覚した重要なバグと問題を時系列ごとに紹介していきたいと思うポメ。

MP回復バグ

このゲームではMPを使用することで短時間強力になるアクティブスキルがあるポメ。序盤ではMPの総量が180程度でスキルで消費されるMPは40ぐらいなので大体4回スキルを使うとMP切れになるというバランスで設計されていたポメ

これに対してMPの回復量は1分で2だったため、大体MPを回復するのには1時間半かかるという状態だったポメ。

プレイヤーはMPを温存して進行度が深まり敵が強くなってくるとスキルを使って少しずつ進んでいき8時間たってMPも使い切ったら帰還するというのが序盤の攻略法だったポメ。しかしながらゲームをログアウトして5分待つことでMPが全回復するというバグが発覚したポメ。

これにより本来であれば8時間で帰るところを5分に1度MP回復させて限界まで進んでいくというプレイスタイルができたポメ。

このゲームにはいくつかネックになるゾーンが存在しており、そこをクリアするためにはある程度の帰還、再度攻略を繰り返すという作業が必要だったポメ。

しかしながらこのバグにいち早く気づけたユーザーはネックポイントに対して本来必要な能力以上の状態で挑めるため強行突破が可能だったポメね。

なかなかの不具合だったけれど発覚後に修繕のメンテとバグ利用を不問にするという発表がされたポメ。この結果修正までの数日間多くのユーザーがこの方法を使ってゲームを進行していたポメね。

そしてこのバグがある状態でネックポイントを抜れた多くのユーザーが上位100名に名を連ねることになり、僕も270位ぐらいだった状態から50位を超える結果を出せたポメ。

スキルポイントの振り直しバグ

先ほど書いたようにこのゲームには強力なスキルがあったポメ。そしてこのスキルを発動するために必要なSP(スキルポイント)は150BC(お金)を使用することでリセットすることが可能だったポメ。

攻略に煮詰まった場合、これを利用することでビルドの再構築をし、新しい視点でプレイすることができるという仕組みポメね。

しかしながらこのSP振り直しをした際、ゲーム内最強のスキルの設定がログアウトされるまでリセットされず振り直す前のままの状態になるというバグが出てきたポメ。

さらにこの状態でリセットされたポイントを新たにスキルを振り分けることもできたポメ。

バグ発生時の上位勢の進行度でいうと120~140フロアほどのSPがバグ利用者には追加されていることになるポメね。

これは最終的なランキングで発表された1位の人が正常に取得できるSPよりも多い数字になるポメ。

このバグが判明後運営はスキルポイントのリセットを停止するという判断をしたポメ。

突然の全体の機能停止

バグを発見したユーザーがリセット停止後にこのバグの優位性を必死に説いていたけれど、運営はこれに対し、進行に差が出る問題ではないし、バグ利用者も処分しないということを言っていたポメね。

しかし8hの間ログアウトしなければ最大140ポイント以上のスキルが付与されたままの状態というのは、今考えると大きな優位性があったバグと言えるポメね。

この判断は非常にまずいと言えるもので、大きな不満をユーザーに与えたポメ。というのはスキルの変更ができないことで、攻略に詰まってもビルドの変更ができない状況になる問題が出たポメ。またMPバグの時とは違い、なんのバグだったかを明らかにしないまま停止に踏み切った為、使用したユーザーだけが進行上の利を得ることになったからポメ。

さらにスキルにも設定ミスで効果がないスキルがあり、このスキルにポイントを振ってしまっていた人は明らかに不利な状況にも関わらずゲームを続けなければいけないという苦境に陥ることになったポメ。

結果、数日後またメンテナスをしてスキル降りなおしを解禁することになったポメ。

MP回復バグ(2回目)

このゲームでのMPの重要性は先ほど解いたけれど、後半になってもその重要性は続いたポメ。そのためユーザーが有料ガチャをして手に入れれるNFTの中にはMPの回復力を早めれるものやMPの総数を増やすキャラクターがいたポメね。

MPが強化される有料NFT

しかしながらMPバグは治っておらず、また放置することで通常プレイの回復料の数倍回復し、さらに上限値まで突破するというバグが発生したポメ。

上限を超えて回復するMP

これではせっかくNFTで貴重なMP回復できるキャラクターを引いた人も意味が無く、さらに最後まで修正されることはなかったポメね。僕はこの状態にいち早く気づけたため、MPに困ることなく最後までプレイすることができたポメ。

エレベーターキーが機能しない

このゲームは帰還後にレベルも戻るのだけど、進行したフロア数も戻ってしまうポメ。ただし、エレベーターキーなるアイテムを帰還ごとに取得でき、所持量によって戻るフロア数が変わると説明されているポメ

しかし、この機能実際は効果があったのかなかったのかよく分からないポメ。というのは途中で書いたネックポイントの突破後このゲームはなんといきなり80フロアも進行してしまうポメ。具体的に言うと40Fを超えるといきなり120Fぐらいまで簡単にゲームが進んでしまうポメね。

その時帰還するとどうなるかというと、なんと50Fからやり直しポメ・・・・。さらにここから160Fまで進んでやりなおすとどうなるかというと80-90Fからやり直しになるポメ。つまり、何個エレベーターキーを入手しても進行度の半分ぐらいから毎回やり直すことになるポメ。

別にいいじゃんと思う人もいるだろうけど、このゲーム1フロアを進むために必要な敵の数はどんどん増えていくポメ。敵を討伐後のロード時間も同じため簡単に倒せても時間は短くならないポメ。

その結果、おおよそ意味が無い数フロアの攻略をするために6~8時間画面を見続けるという不毛な行為を上位ユーザーの多くがする羽目になったポメ

苦しみだす囚人

あまりに過酷な状況で多くのユーザーがさすがにおかしいと文句を言い始めたため最終ランキング日程を2週間から3日に変更するという大変更を行ったポメ。

阿鼻叫喚の改善提案部屋

そして最終プレイ3日間のため突貫工事で自動進行が実装され、ユーザーは1日10分のプレイでゲームから解放されることになったポメ。

公式サイトでのお詫び



アクティブスキルの効果が消滅しない

さて、ここまでくれば酷いバグは残ってないのではないかと思う人が多いと思うポメ。しかしながら、まだバグは存在していたポメ。

このバグはゲームにおけるMPを使用するアクティブスキルの問題ポメ。先ほど書いたようにアクティブスキルというのはMPという時間ソースを使って使用するため最後に能力を上げる最終手段になるポメ。

わけのわからない数字になる

ゲーム開始2週間でこのゲームはこのミラーブレードというスキルを使用するだけのゲームになったポメ。というのは150F付近まで進行すると、ゲームキャラクターのレベルの上昇ができなくなり、能力が打ち止めになり始めるからポメ。

しかしながら、ミラーブレードスキルは最終的に威力が1兆倍とかになるスキルな上に、NFTの能力もなぜか加算されて発動させることができたポメ。

そこで問題になるのがミラーブレードというスキルをどう使うかポメ。

実はこのスキル説明には一切書いてないのだが、一つ隣のスキルを先に発動してから使うとなぜかそのスキルの倍率乗算されるポメ。

ミラーブレードを発動してからこのスキルを発動しても効果は乗算されないため多くの人が気づかなかったポメ

残り8秒でスキルが切れるが・・・

さらに左のスキル使用時間が終わってもミラーブレードの効果が終わるまで乗算された能力になるポメ。

つまり左側のスキルの効果は規定時間で切れるわけではなくミラーブレードの時間が終わらなければ発動し続けるという事ポメね。

そこで起きたのが、このバグとSPの振り直しを組み合わせることポメ。

前回あったSPの降りなおしバグ同様、該当アクティブスキルの能力上昇にすべてのポイントを振り込んで発動した後にスキルリセットを行い、ミラーブレードの能力が上がるSPにすべてのポイントを振ることで一時的にだけれど実際の進行フロア数*2のSP効果を手に入れれることができたポメ。

さっき書いたようにこのゲームはある程度の進行数になるとできる強化がなくなるポメ。

唯一他のユーザーと差をつけることが出来るのはNFTのガチャであたりを引くことぐらいだったポメ。

しかしながら僕がひいた最強クラスのNFTでさえ進行度の貢献でいえば1~2フロア程度のものだったポメ。

レジェンダリーnft

それにもかかわらずこのバグを使用した場合は予想よりはるかにすごい効果があったということをかいてるnoteがあったポメ。

NFTを使うぐらいしか終盤の追い込みはできないと思っていたけれど、現実は有償のNFTを手に入れるよりバグ技のようなことをしてしまったほうが安上がりで進行度の貢献を得られるという何とも馬鹿らしい環境だったことが分かったポメね。

レベルアップバグ

さてここで最後のバグの紹介ポメ。

最後と書いたけど、ここまで書いてない細かなバグはいくつもあったポメ。(レガシーアイテムで効果がないものがある、進行のワープなどがはつどうしない・・など)

このバグはさっき書いたnoteの人も書かれていたバグポメ。やり方は単純でキャラクターのレベルアップを同時にダブルタップすると上限を突破してしまうというものだったポメ。

この結果攻撃力が100e(普通にプレイした場合NFTの当たり50体以上に相当する)ぐらい上昇したらしいポメ。

先ほどのスキルバグを使用しない限り大幅なフロアの進行方法がない状況が続いていたため、このバグを発現させた場合一気にトップになるレベルの結果をもたらしたポメ。

ちなみにこのバグを発動してしまった他のユーザーと最初に話した時、たまたまダブルタップしたら発現してしまったという感じだったポメ。(ちなみにわざわざ8時間に1度しかできない帰還をしないと解除できないらしいポメ)

しかしXでも話題のようにこのバグを発現させた人は最終的にランキングから除外という事になったポメ。

正直かわいそうポメね



最終的な感想

バグと仕様

このゲームで1部ユーザーの除外後にAMAがあったポメ。

そこで除外の方針に対する話があったけれど、バグで進行して益を得るような行為は許さないとのことだったポメ。しかしながらMPバグも、スキルの降りなおしも、アクティブスキルの不正な強化もすべて進行上の利益があったと僕は思うポメ。

というのは僕がプレイに必要なNFTを一つしか使っていない上に1日遅れでプレイを始めたにもかかわらず結果的には100位以内の上位に入り込んでいることからいえるポメ。


僕はMPのバグを常時利用し続けていたし、BCを使ってまではスキル強化をしなかったけれど、アクティブスキルの持続時間が切れても効果が残ることを利用してプレイは進めていたポメね。

はっきり言ってどれも使ったほうが得だったのでゲーム画面に表示されてる通りのクリーンなプレイをし続けた人は損だったのではないかと僕は思うポメね。

これはバグでこれは仕様なので使ってもOKですという匙加減がどう考えても曖昧なので、なにかランキングが急変動したらアナウンスをしてゲームの停止を考えるとかの必要もあったんじゃないかと感じたポメ。

最後に

ゲームの序盤はよかったものの、最終的には運営が雑だったなというのが僕の感想ポメ。

バグという点でいえば最初の自動進行ができないのは致命的な欠陥だったと思うし、高額なNFTを大量に買った人が時間を割けないばかりにほとんどメリットを享受することなく先行プレイのランキング戦を終えてしまったのも残念ポメ。

36個のNFTを購入して挑んだ社長が176位という結果

さらにゲームのビルドや戦略性の追求も最終的にはなくなり皆が同じスキルを押すだけになるのもとても残念だったポメ。

すくなくともNFTを使う事で1発逆転ができるとかであればソシャゲ的な面白さもあったのに、それよりも仕様の穴を使う方が有効なのは馬鹿げていると思うポメ

3週間でやれることがなくなった

最終的にランキングを強行してしまったのもとても残念ポメ。

プレイ時間の多寡で差が無くなる自動進行状態で遊べたのが最後の3日間しかなかったので、第2回までについた結果を逆転できるような状況はなかったポメね。

バグやプレイ時間の差でゲームの結果が左右されているランキングでは多くのプレイヤーが不満になってしまうのは否めないと思うポメね。

高額なNFTを買ってプレイしてる人が多いので、このままで終わらず正式リリース時には最低限致命的な欠陥がない状態で、多くの人が不満なく遊べるように快適な運営をしてほしいと思うポメ。

ゲーム自体のポテンシャルはそれなりに感じれた(序盤は面白かった)のでいいゲームになれる可能性はまだ残っていると思うポメね


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