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インド古典音楽が面白い。

インド古典音楽が面白い。
考えてみたら私はそもそもインドが好きみたい。

20代前半頃までずっと、人って何のために生きてるんだろう?って考えてて、その答えがインドにあると思ってインドに行った。答えが見つかった訳ではなかったけど、生きてる手応えみたいなものの掴み方がわかった。その頃まで日本にいて見てた世界がグレーからカラーに変わった。

そのきっかけをくれたのは、インドという国であり、そこで出逢った旅行者たちでもあった。

オモロい人が沢山いた。特に私が影響を受けたのは、音楽をやる人たち。ゲストハウスの屋上で、みんなが集まると自然とセッションが始まる。その頃私はギターの練習中で、弾けないながらもギターをかついで旅していた。そして行く先々で色んな人からギターを教わった。

一番衝撃を受けたのは、6本のうち3本も弦が切れたギターをカッコ良く弾き語るひと。私は弦が切れたからギターは弾けないなって思ってたんです。やっぱりコードが押さえられないと成り立たないなぁって。

でもそのひとは違った。うちから溢れるパッション、湧き上がるリズム、流れ出るメロディがあったから、弦が何本か?なんて全く関係ないように見えた。ギターも歌も美しくて楽しかった。

私が音楽に対してもっていた常識の壁が崩された大きなきっかけは、彼との出逢いだった。音楽にとどまらず色んな面で影響を受けたひとりだ。今どうしてるかなぁ。歳はそこまで離れてないけど、まだ生きてるんだろうか。もし生きてたら今でも元気に歌ってるんだろうなぁ。

インド古典音楽を知るに連れて、段々と道が長く世界が広く果てしないことがわかってくる。そんなことを感じながら自分が何をしたいのかな?って考えてみた時に、過去に出逢った、私に音楽の楽しさを教えてくれたひとたちの顔が浮かんでくる。あのひとも、あのひとも、あのひとも、本当に出逢えて良かった。

さて、今日はそんなこんなを想い出しながらサレガマを奏でてみようっと。インド古典音楽の話が一切出てこなかったね(笑)



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