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自分を好きになる文章の書き方 vol.2

安心して何でも話せる人に笑顔で聞いてもらってるように書くと『自分を好きになる文章』が書けます。

以前、コンテンツマーケティングについて勉強して、それを意識しながら書いてた時期がありました。コンテンツマーケティングはWebマーケティングの手法ですが、自分の販売したい商品やサービスに関連する価値のある情報を、Web上で提供することによってアクセス数やファンを増やし、最終的に販売に結びつけていくというようなやり方です。

私はそこまで専門的に学んだ訳でもありませんでしたが、SEO対策としてブログなどの文章の中にキーワードを盛り込んだり、タイトル・キャッチコピー・リードコピーなどを意識的に入れてみたりと、色々工夫していたし、文章を書くことに相当な時間とエネルギーを費やしていました。

でも、どんなにわかりやすい文章・伝わる文章・美しい文章が書けても、それと『自分を好きになる文章』かどうか?は別の問題だと思うんです。

文章を書くことを仕事にしている人にとっては、わかりやすい文章・伝わる文章・美しい文章を書く必要があると思います。また、私もそういうことに取り組んでいる時期に多くの学びや気づきを得ました。

そんな中で、言葉のヨガにとって最も大切な要素だと感じたのは、外向きの言葉と内側の言葉の境界線を自分自身がはっきりと認識して使い分ける、ということでした。

冒頭で、安心して何でも話せる人に笑顔で聞いてもらってるように書くと『自分を好きになる文章』が書けます。と書きました。

例えば、親友やパートナーなど、どんな自分も受け止めてくれる相手がいるとします。悩んでいることや辛いことがあったとして、それを打ち明けたり相談に乗ってもらうことってありますよね。あるいは、身近な誰にも言えないことをカウンセラーさんには話せるということもあると思います。

ダメな自分や弱音も全部そのまま受け止めてもらえると、緊張していた心がふっと緩みます。それは『内側の言葉』。そういう時に体で感じている感覚って、『自分が好き』という感覚であり、その瞬間は『自分が好き』と思えているのではないでしょうか。

じゃあ、一歩外に出て、学校・会社・近所の人に同じことを話せるかと言うと、話せないですよね。そこでは、自分を守るための意識的な『外向きの言葉』が必要です。けれども、そうやって安心して『内側の言葉』を出せる相手の人や場があること、『自分が好き』そう思える体験が少しでもあることによって、緊張感やストレスを感じる時間や場もやり過ごしていくことができると思います。

文章を書く時にも、その違い(『内側の言葉』と『外向きの言葉』の違い)を意識しながら書くと良いと、私は思ってます。

私がしている、言葉のヨガのWSや講座では、出来るだけ安心してありのままの自分を出せる場づくりを意識してます。でも、書きたくないことは全く書く必要がないし、外に出してあげたい言葉だけを綴ってあげましょうってお伝えしてます。

そんな環境で実際にやることは、基本的な文法を意識して書く練習、制限時間内でテーマに沿って書く練習、文章の整理の練習などです。

お互いにそれを音読し合って交流し、人それぞれの特徴や個性に触れていくんですが、いつも見事に豊かな花が咲きます。みんな違うんですが、間違いも全部含めて全てが愛しいって、私は感じます。

私はこれをやっていて本当に良かったと思えるので、必要な人がいればシェアしていきたいんですよね。今日も読んでくださってありがとうございました。




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