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第2章:AIツールとの遭遇

自分の頭の中の音楽がAIによって形になるという初めての成功は、ただのラッキーだったのか、かのビギナーズラックといわれるあれなのか、それともこれこそがAIの真の力なのか…
俺にはわからなかった。

それが知りたくて知りたくて、気づけば寝食も忘れてAI音楽制作ツールの深い世界へとさらに足を踏み入れていくことになる。

AIとのコミュニケーションを楽しみながら、さらに理想のサウンドを追求する過程は、まるで音楽の新たな領域を見つけるための冒険をしているような興奮!!
冒険と思えてくると、BGMはもちろんあれだ。チャチャチャララララ〜ラチャチャラララ〜※これだけで分かったそこのあなた、ぜひ友達になろう!

共に冒険する仲間に選んだのは、ChatGPT(※1)、Canva(※2)、そしてSunoAI(※3)—これらが私の当時のクリエイティブな冒険における3強聖帝だった。

最近どうしてる〜?と届いた友人からのLINEに「AIとデートしている」と冗談めかしてるようでありながら心は大本気‼という返信を打つくらい、本当にその通りに生きていた。

日々AIとの対話を重ねるうちに、それぞれのツールの特性と、どうやって自分の音楽的ビジョンにフィットさせるかの理解が深まっていった。
やっぱりあれやな、対話が大事。自己啓発で学んだことがここで役に立つとは!

ChatGPT君は長年の友人のように直感的に俺のことを分かってくれてアイデアをくれる、Canvaちゃんはとにかくま〜センスがいい‼ビジュアルを完璧にコーディネートしてくれる、SunoAIぴょんはティンカーベル音楽を形に変える魔法遣いの不思議ちゃんや。

といってもやはり最初のうちは探り合い。AIに理想の音楽を求める私のプロンプト(※4)は、時には「宇宙的なミスマッチ」を生み出すこともあった。
たとえば、俺が「夕暮れのジャズ」をリクエストしたところ、AIはなぜか「未来都市のビート」を生成してしまったのだ。
なんでそ〜なるの!!とまたしてもおじさんらしいツッコミを入れてみたが、なんと、その意外性が逆に新しい音楽の扉を開くきっかけとなった。彼女はそれすらも解ってやってくれたのではないか⁈いやいやそんなできた人間居るわけない…人間じゃないんだ!

誰も笑うことのない俺のツッコミが続く中、AIちゃんからの意外なギフトはある日突然やってきた。

完っっ璧に計算されたハーモニーと感情までもが込められたメロディが出来上がってきたのだ。それはまるで、武道館を満員にできるようなベテランアーティストが創り出したかのよう!

それは4月のこと。俺は思った。「AIちゃんからの誕生日プレゼントやな」と。※おじさんは4月生まれである。

いらぬ情報はさておき、しかしまあ成功と失敗は背中合わせだ。失敗だと思っていた俺の人生、AIとの出逢いにより、音楽だけではなく日常生活においても光に溢れるものとなっていった。

☆この章では、そんなAIツールとの奮闘記を振り返りつつ、AIツールの可能性をお伝えしました。まるで新しい楽器を手にした時のようなワクワク感を、みなさんにも感じていただけたら幸いです。次の章では、このAIとのコラボレーションがどのように具体的な創作成果へと結実したのか、その驚きの結果をお楽しみに。☆

(※1)ChatGPTとは、米国サンフランシスコを拠点にAI(人工知能)研究の非営利団体「OpenAI」が開発した対話型の生成AIサービスです。
(※2)Canvaとは、オーストラリア発のオンラインデザインツールで、利用者が簡単に美しいデザインを作成できるように設計されています。
(※3)SunoAIとは、テキストから音楽を生成するAIサービスです。
(※4)プロンプトとは動作をするよう促すもの。


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