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【Stable Diffusion WebUI】Paperspaceを利用してより高速なAI画像生成に挑戦!/ LoRA・ControlNet 1.1・Latent Couple対応(無料・有料プラン)

クラウドサービスを利用して画像を生成する場合、Google ColabやPaperspaceのGPUを借りる方法があります。

どちらも無料でGPUを借りられて利用できるクラウドサービスですが、実際に無料で利用する場合はGoogle Colabが優れています。

しかし、有料プランを利用する場合は、Paperspaceの方が料金が安く、月額制なので、画像生成ガチ勢たちはPaperspaceの有料プラン利用しているようです。

▼Paperspaceでのわかりやすい導入方法が詳しく書かれています。

初心者の方はこちらでいい気もしますが、当記事ではもう少し色んな機能を使いたいと考えている方(ControlNetやLoRAを使いたいなど)やPCのスペックが低くて難しいと感じている方、複数のモデルを使いたい方に向けに今回もColab同様、事前にノートブックを用意しました。

Paperspaceで利用可能な機能は、以下の記事で紹介しているColab一覧の"Nios_v3.ipynb"と同じです。豊富な拡張機能やControlNet 1.1(ポーズ指定)、学習済みモデルも同じものを採用しています。また、これら以外のモデルも自分で簡単に追加して使用することができます。

じゃあこのColabのプログラムそのまま使えばいいんじゃないと思いがちですが、ストレージの関係上少し工夫が必要になります。

まずは体験版として無料で使えるColabから始め、もしもっと高速に大量の画像を生成したいと思ったら、このPaperspaceに移行するというやり方がおすすめです。

ただ、Paperspaceを利用する場合、注意する点が2つあります。
1つ目は、良いGPUを借りることができるかどうかです。ですが、そこまで難しくはなく、時間帯などによっては頑張れば5分に1回くらいは高性能のGPUを借りることができます。
2つ目は、ストレージ管理です。無料プランのストレージは5GB、有料プランでも15GBとかなり少なめです。これでは使いたいモデルが複数ある場合使えません。しかし、これは永久ストレージの話であり、Paperspaceには終了時に削除される一時的なストレージがあります。このストレージには使用制限がないため、Colabと同様に毎回ダウンロードする必要がありますが、複数のモデルやControlNet 1.1などをストレージ制限なく扱うことが可能です。

papaerspaceの登録方法

まずはpaperspaceに登録しましょう

有料プランに加入する手順

通常、PaperspaceからJupyter Labに移動してノートブックを作成しますが、ここでは、ノートブックをそのままフォーク(コピーを作成)する方法を採用しています。そのため、プログラムをコピぺしたり変更したりする必要がほとんどなく、誰でも簡単に導入できます。

ここから先の内容は有料記事になりますが、「ストレージ容量に制限があるものの、すぐに起動できる方法(永久ストレージ)」と「毎回ダウンロードする必要があるが、様々なモデルやControlNet 1.1などが使用できる方法(一時的ストレージ)」の2種類のノートブックを用意しています。これらのノートブックは導入方法に若干の違いがありますが、無料版でも同じように利用できます。



ヘッダーの画像
使用モデル: MUSE_v1
使用LoRA: JapaneseDollLikeness (v1.5)

注意事項

・実行は自己責任で行ってください。
・生成した画像の利用については、自己判断および自己責任でお願いします。
・フォークした直後は、GPUまたはCPUのどちらかを選択してください。

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7,642字 / 29画像 / 2ファイル

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