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25歳、春に思うこと。

春からやっと、YOKOSAWA CAMPUS COFFEE STAND をオープン(?)するので、節目として25歳の私がいま考えていることを自分で忘れないた為にもここに綴りたいと思います。先に告白しますが、私は発信が得意ではありません。特に感情の部分に関しては、こそばゆくて苦手です。なので、意識しないと発信できません。(笑)そして、どこか完璧主義な部分があるので、しっかり結果を出してから発信しようと思っていたら、ついに岩手移住3年目になってしまいました。

YOKOSAWA CAMPUS COFFEE STAND

本来であれば2020年には完成しているはずだった、YOKOSAWA CAMPUSのカフェの部分ですが、私の計画の甘さ故、建築上の問題で営業許可がおりずカフェ部分はオープンできませんでした。クラウドファンディング でドリンクチケットを配ったにも関わらず肝心のカフェがない。そんなことあります... ? ポジティブに捉えると、確かにYOKOSAWA CAMPUS は飲食店ではなくて、若者とまちの交流拠点であるので、その文脈から考えると、イベントスペース、コワーキングスペース、シェアオフィスの機能は完成していて追加工事をする金銭的な余裕もないし.. ぐぬぬ。 と思いながらも、2020年6月21日にほぼ完成お披露目会を開催しました。

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魚の骨が喉の奥につっかえたように、心に引っかかりながらも約2年間は 臨時営業許可 ( 店を構えての常時営業はできないが、マルシェ等の出店は可能な臨時的な飲食店の営業許可 )を取得し朝市や各種イベントへの出店、月に1〜2回ほどの自主イベントの開催、インターン生の受け入れなど様々な企画をしてきました。しかし、今回改めて追加融資を受けて、再工事をした理由は2つあります。

1つ目は、自分が許せなかったからです。クラウドファンディング まで行って、各メディアにも取り上げて頂いたにも関わらず、何もできていない。そんな自分が許せなくて、自分の事が嫌いになりそうだったのでお金を借りて自信を取り戻そうと思いました。(笑)そして、ここで逃げ出したら一生岩手に帰ってこれないなぁ、紫波の人達に顔向けできないぞ!成功するまでやり続けるぞ!と考えていたら、お金借りてました(笑)怖いですね(笑)

ここ最近開催したイベントの写真とイベントレポートを貼り付けておきます。YOKOSAWA CAMPUSの方のnoteにて連載しています。

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イベントの開催と比例して、「 YOKOSAWA CAMPUSはいつもはあいてるんですか?カフェはいつできるんですか?」と聞かれることが増えていき、苦しくて、悔しかったです。

そして理由の2つ目は、カフェが持つ機能を改めて認識したことです。イベントに足を運ぶことと、カフェに足を運ぶことを比較すると、当たり前ですが、心理的なハードルが圧倒的に違います。カフェの方が気軽に行ける。この1年、定期的にイベントを開催する中で沢山の方に足を運んで頂きましたが、改めて参加者の心理的なハードルを下げたいと感じました。 ( 心理的ハードルを下げるために、カフェ併設の複合施設にする!というのが当初からのYOKOSAWA CAMPUS 事業計画なので、何周してるんだよって感じですが、再再々認識しました。笑 )

私達の事業の中で若者は大きく2つのタイプに分けています。
TYPE A:まちづくり等に関わりたいが、周囲に参加している友人も居ない為きっかけを探しているタイプ( 過去のわたし)
TYPE B:既に視座が高いので、率先してイベント等に参画できるタイプ

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ちなみに改めてですが、会社の名前は合同会社sasatta ( ササッタ )です。岩手弁から拝借しました。紫波で起業ささった( 超意訳:紫波がもつ魔力で、起業なんて興味なかったのに、気づいたら起業しちゃった!紫波町やばすぎ!) ということで一応経営者やらせてもらってます。ありがとうございます。

私たちの事業の目標は、若者がまちと関わる為のきっかけを作り、様々な事業が自然発生的に産まれることを目指しています。その為のインプットとアウトプットの場としてインターンやイベントを開催していますが、それ以前に、一歩手前のフェーズを作り若者の関わりしろを広げることの方が、より重要であり私達が注力しなければいけないこと、そして、私たちに求められている事だと認識しています。

上の図のようにTYPE B の若者は母数が少ないように思います。そして、TYPE B であれば既にどこかで何かを生み出しているはずです。その場合、私たちが注力しなければいけないのはTYPE A の子を見つけて、きっかけを与えてあげることだと思います。それも結構ライトなきっかけが必要になってきます。 若者が来ない理由や参加しない理由を探すのではなく、自分が若者だったら参加するか?興味を持っているか?という視点が欠落しているので若者との間に乖離が生まれてくるのではないかと思います。「若者に来てほしい。」町の思いと、「まちづくりに参加したい」若者の思いの終着点は同じなので、少しでもYOKOSAWA CAMPUS が両者の間に立って機能することで、思いを近づけていけたらいいなと思います。

だから、今回改めて私たちはカフェを運営することで、余白を生み出し、関わりしろを作れたらいいなと考えています。

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(写真)インターンずとインターンず 
YOKOSAWA CAMPUSが日々、キャンパスになっていて嬉しい今日、この頃です。改めてよい名前だなぁ..( 実は私が考えた名前ではありません笑)

カフェは、まちづくりっぽさ、ビジネスっぽさを上手に包み込んでくれます。カモフラージュの方法を模索し、伝え方を考え、町との接点を生み出し、若者とまちを繋いでいくことを追求していきたいと思います。

私について

私は特段お喋りな方でもなく、だからと言って聞き役に徹する訳でもなく..普通です。多分(笑)そして、質問されない限り自分の価値観や、事業の話や感情を率先して話すタイプではないです。経営者としてどうかと思いますよね(笑)

だから『発信に好きも嫌いもありません。仕事です。』と言われてしまったので少しずつ頑張っていますが、呼吸するように発信できるようになるまでの道のりは険しそうです。がんばります。
一応、大学でコミュニケーションを専攻していたのですが、コミュニケーションは本当に難しいなと思います。きっと、私の心の中には、かなり暑苦しくて譲れないものが鎮座しているので、もしそんな自分の話をして暑苦しいと思われて引かれたらどうしよう...とチキってしまうので、話をするのが苦手です。意外と?周りの目を気にしています。

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25歳、春。

25歳、岩手に移住して2年半。ずいぶん遠くまで来たな、と思います。「私の選択は正しかったのだろうか」と日々自分に問いかける時間が増えるのと同時に、自分の浅学で半熟たまごな経験を総動員して目の前の物事を判断し前に、進めていかなければならない場面が増えたように感じます。

 東京で就職していた方がよかったのではないか。本当に自分はこのまま進んでよいのだろうか、自分はきちんと成果を出せているのだろうか、など時間があれば考えてしまいます。なので、悩む時間を減らせるように予定を詰め込むタイプです(笑)自分の頭で物事を判断できる材料、それはきっと経験によって蓄積されるセンスだと思っているのですが、まだまだ不足しています。もっとインプットするぞ!

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私たちを取り巻く社会は、昔と比較すると選択肢が増えた(増えてしまった)と思います。つまり、選択肢が多すぎるが故に「自分とは何か」「自分は何がしたいのか」を考えながら、自分と向き合う辛さと同居しながら生きて行かなければいけない時代になったような気がします。

大学生の頃の私は、それは、とてもとても青かったので、自分がやりたいことはなんでも叶えられると思っていました。そして、何者かにならなければ社会から取り残されるのではないかという焦燥感に駆られて様々なことに手を出していた気がします。ヒッチハイクしたり、熊本に住み込んでみたり...。

最近、講演などをさせて頂く中で、東京、岩手の往復夜行バス生活のことを話すと「 すごいね!その気合いはどこから来るの?」とコメント頂きますが、振り返って考えてみると、「何者かになりたい 」という気持ちが私を突き動かしていたかのではないかと思います。自己顕示欲が強かったのかもしれないですね。そして、大学に行くことより岩手に行くことの方が楽しくなっちゃいました。

未来の自分は信用しない

私は割と勢いで始めてしまう人間だと思います。その分、後悔も多いですが(笑)本当はとても臆病で、出来れば目立ちたくない性なんですが、私が感情の赴くままに行動している ( できている ) 理由を考えてみると未来の自分を信用できないからだと思います。私がいま持ち合わせている社会に対する憤りや、情熱は来年も持っているかは自分でも分からないので、自分がいま思っていることを行動に移さずに自分の価値観が変化していくことの方が耐えられないみたいです。好きなファッションの系統が変化するように、自分の趣味や価値観も変化していきます。なので、もし25歳のいま岩手に移住して、起業していたかと言えば、絶対にしてないと思います(笑)季節以上にうつり変わりが激しい私たちの心だからこそ、自分自身で気持ちの変化に敏感になって寄り添っていかなければいけないのではと思います。

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(#kotohayokozawa 着て、うれしそう。最新の私です。)

岩手に移住を決めたあの時の私の選択が正しかったかは分からないですが、美しい選択だったなと、25歳になったわたしは思ってるよー!とあの日の自分に伝えたいです。女子大生のわたし、ありがとう!
ということで、春からはYOKOSAWA CAMPUS COFFEE STAND オープンしますので、ぜひ遊びに来てください。お酒も出しちゃいます。🍶

3年目のなんじょうあいもどうぞ、よろしくお願いします。今年も冷麺たくさん食べて、元気いっぱい頑張ります!🌸

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YOKOSAWA CAMPUSでの活動は下記にまとめています。COFFEE STAND オープンと合わせて改めてシェアオフィスメンバーを募集中です!

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