いのちのつかいかた。

何かを我慢したり、先延ばしにすることは。
「これからも、ずっとずっと生きていく」みたいな前提で生きているから、できること。

そんなことないのに。
いつ、あちらの世界に旅立つことになるのか、わからないのに。

もし私が、何かの病気になって、例えば「余命半年です」とか言われてしまったら。
あらゆる我慢を手放して、誤解されることを恐れずに言いたいことを言って、自由奔放にやりたい。

物事を先延ばしにもしないで、旅立つ準備として、持ち物を断捨離したり、後で身内の者にやってもらわなきゃいけない手続きを最小限で済むように小さくまとめておいたり、そうして「整える」ことにも、時間を使うと思う。

「これからも、ずっとずっと生きていく」みたいな前提で生きていると、つまらないことややりたくないことにも時間を使っていられるし、それはそれで幸せなことだけど。

いつ旅立つかわからないとすれば、そんなこと、やっていられなくなる。
本当に大切なことしか、できなくなる。

と、思う。