令和6年3月議会 一般質問
能登半島地震を受け、障がいのある方や高齢者の災害時の対応がどうなっているのか、当事者はどう思っているのか調査研究しました。
あきらめの声が多く聞かれるなか、貴重なご意見をお聞かせいただけ、質問させて頂きました。
1 災害時における配慮を必要とされる方への福祉避難所や対応について
ご高齢、障がいのある方々のなかには、一般の避難所で過ごすことに困難を伴うことがあるため、災害時に避難せずに自宅で過ごさざるを得ないかたもいる。障がい者の災害関連死は健常者の2倍とも言われている。
現在、妙高市では要配慮者が直接福祉避難所へ避難することができないため、要配慮者から不安やあきらめの声を聞く。
1) あらかじめ、特定の要配慮者やその家族が避難できる福祉避難所の指定をすべきと考えるが、いかがか。
2) 災害時に必要な情報や自身の情報を書き込む障がい者のための災害時ガイドブックを作成する考えはいかがか。
3) 災害時要援護者の個別支援計画の達成率、避難訓練への参加率はどのようか。地域で要援護者を想定した避難訓練を積極的に取り組まれるよう呼びかけ、合理的配慮の促進ならびに地域内の共有が図られるようにすべきと考えるが、いかがか。
2 環境保全型農業について
温暖化による気候変動や大規模自然災害の増加などの環境破壊が深刻な状況になっている。
「みどりの食料システム戦略」では2050年までに目指す姿として、化学農薬の使用量を50%低減や、耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%に拡大などが描かれている。SDGsの視点、妙高市の魅力向上にも環境負荷の軽減に配慮した持続可能な農業は大変重要であり、さらに促進をしていくべきと考える。
1) 環境保全型農業についての取り組みと課題はどのようか。
2) 令和6年度は「第5次農業・農村計画」の策定に取り組まれるとのことだが、策定検討委員会はどのように運営するのか。
《執行部側からの答弁》
1福祉避難について
1)医療ケアの必要な方や要介護の方は、避難先は決めてある。
2)災害時ガイドブックに代わり、ヘルプカードの項目見直し予定
3)個別支援計画の達成率は、12月時点で71、6%
避難訓練の参加率は、自主防なので、わからない。
2環境保全型農業について
1)5割低減を拡大していく。
2)策定委員会は3回開催予定
《私の感想》
今回も市民の皆さま、執行部の担当者、多くの方から、現状やご意見をお聞かせいただきました。
執行部はじめ、関係されてるみなさんが、ご尽力されていることを感じつつも、「だからと言って見殺しにしてはいけない!」と思い、できることから、一歩踏み出すべきだと思い、登壇しました。
ヘルプカードをリニューアルする方向性との事で、そこから少しずつ良い方向に進んでほしいです。障がい者への合理的配慮は、一朝一夕ではできることではありません。
今後も、お声を聞いて活動していきます。
地球環境と私たちの身体に優しい農業が促進され、環境破壊に歯止めがかけられますように願います。
環境破壊が進み、食糧難になると、争いが起きると言われています。
みんなで分け合う平和な世の中になるように、環境にやさしい農業が促進されるよう、活動していきます。
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