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【EasyForge】 初めてでもできる! Flux.1 を一番簡単に導入する方法

Fluxを簡単にはじめられるEasyForgeを説明したマンガ

はじめに

こんにちは、kimamanaDr です、

今回は、いま話題の Flux.1 を一番簡単に使う方法を紹介します。

Flux.1って何だろう? という方は、前回の記事をご覧ください。

EsayForgeってなに?

2024.8.26 現在、Flux.1 をローカルで一番簡単に使う方法が Stable Diffusion webUI Forge です。

EasyForge は Forge を1クリックで導入できるようにしたもので、以前紹介した EasySdxlWebUI と同じ Zuntan さんが公開されています。

私はパソコンにあまり詳しくありませんが、EasyForge を使って Flux.1 を簡単に導入することができました。

すでに Forge を使っている場合でも、別のフォルダに EasyForge をインストールすれば、既存の環境を残したまま Flux.1 専用の新しい環境を作る ことができます。

インストールに必要な空き容量

インストールに必要な空き容量は35GB 程度です。

モデルを追加してダウンロードする場合、モデルの容量は1つあたり 7~20GB 程度になります。

EasyForge の導入方法

EasyForgeInstaller.bat のダウンロード

まず、こちらの Zuntan03 さんのページにアクセスします。

下にスクロールして説明文をよく読んで、EasyForgeInstaller.bat のリンクをクリックします。

Github の EasyForge の説明画面のキャプチャ画像

コードが書いてあるページが表示されるので、右クリック → 名前をつけて保存 を選びます。

Github の EasyForgeinstaller.bat のコードの画面のキャプチャ画像

この時、拡張子を .bat で保存 します。

エクスプローラのファイル拡張子表示画面

拡張子の編集がうまくいかないときは、エクスプローラ → 表示 → ファイル拡張子を選んで手動で書き換えてください。

EasyForgeInstaller.bat の実行

次に EasyForgeInstaller.bat をインストールしたいフォルダに配置します。

推奨では Cドライブ直下に「EasyForge」というフォルダを作成します。

準備ができたら EasyForgeInstaller.bat を実行します。

「Windows によって PC が保護されました」と表示される場合があるので、「詳細情報」を押して実行します。

ダウンロードが自動で始まります。

モデルのダウンロード

ダウンロードが完了するとフォルダ内に次のようなファイルが作成されます。

EasyForgeフォルダのキャプチャ画像

この中で、「download」フォルダ内の「Flux-Minimum.bat」を実行します。

Easyforge / download フォルダのキャプチャ画像

すると Flux.1 の最小構成が自動でダウンロードされます。

Forgeを実行して日本語化する

ダウンロードが終了したら、元のフォルダの「Forge.bat」を実行します。

初回は起動に時間がかかりますが、起動すると次のような画面が表示されます。

Forge の起動画面のキャプチャ画像

画面は英語で表示されていますが、Setting → Bilingual Localization で jp_JP を選ぶと日本語化できます。

Forge の設定画面のキャプチャ画像

設定を変更したら、Apply settings を 押して、Reload UI で再起動します。

Flux.1 を実行する

画面が再び立ち上がったら、左上の UI から flux を選択します。

Forge の text to image 画面のキャプチャ画像

使用するモデルを選択します。デフォルトでは flux1-schnell-bnb-nf4-v2 になっています。

次に VAE / Text Encoder に

  • ae.safetensors

  • clip_l.safetensors

  • t5xxl-Q6_K.gguf

の3つが選択されていることを確認 します。

そして サンプリングステップ数を 4 に設定 します。

プロンプトを英語で入力して、「生成」を押すと画像が生成されます。

モデルを追加する

追加のモデルについては、EasyForge / download / Stable-difffusion の中の bat ファイルを実行することで 以下のモデルをダウンロード可能です。

  • flux1-dev

  • flux1-schnell

  • FluxFusionDS_v0

  • fluximate_v1

  • fluximation_v1

  • fluxMonochromemanga_v10

圧縮形式は選択できるものは Q_4_K_S 、できないものは Q_8 または NF4 を選ぶとよいでしょう。

外部のモデルを追加する

上記以外のモデルは civital などのページからダウンロードできます。

トップ画像で使用している blue_pencil-flux1 は、こちらの Huggin Face のページからダウンロードできます。

圧縮形式は、一般的な環境では blue_pencil-flux1-v0.1.0-Q4_K.gguf が 7GB まで圧縮されているのでおすすめです。

まとめ

  • EasyForge は導入が簡単

  • 外部モデルも追加できる

  • 使いやすい圧縮形式は、Q_4 > NF4 > Q_8

次回は FP16・Q_8・Q_4 ・NF4 の圧縮形式の比較を行います。

EasyForge を公開して下さった Zuntan さん、ありがとうございます!

最後までお読み頂きありがとうございます!


更新履歴

2024.9.5 
blue_pencil-flux1-v0.1.0 のアップデートに伴い、ダウンロードページの内容を変更しました


おまけ:4コママンガのプロンプト

Fluxを簡単にはじめられるEasyForgeを説明したマンガの再掲
  1. 赤い文字で「comic」と書かれた白いTシャツを着た茶髪の漫画家志望の男子高校生が、自室でノートパソコンを見ながら難しそうな顔で「Flux.1って難しそう」と考えている

  2. パソコンの画面で「EasyForge」という文字を見つける

  3. パソコンを操作して嬉しそうな表情になる

  4. 「僕にもできた!」と喜んでいる

Anifusion でこのプロンプトを投入すると、自動でマンガが生成されます!


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