マガジンのカバー画像

本を読んで心を豊かにするマガジン

7
本の感想にまつわるあれこれ。マガジンにまとめます。
運営しているクリエイター

記事一覧

「諦める力」は、無理して頑張らずに生きていく場所を見つける力

きっかけ 忙しいという言葉は使いたくないけど、最近たまに心を失いそうになります。実際、今も他にやるべきことはあります。 が、書きたい。 書きたい気分なのです。 脱線する自分も、自分のうちの一部分ということで 今は自分の気持ちを優先します。 先日、比叡山トレイルを走りました。走り方を研究するために、友人に「為末大学」を進められました。 確かに、走り方は勉強になります。可動域向上にも。 ただ、それ以上に為末氏の「心理分析(なぜ〇〇な状態になるのか、など)」がとっても芯を突いて

本の感想第5回「夜と霧」

 今回の本の感想は「夜と霧」。 第2次世界大戦後、強制収容所から奇跡的な生還を果たしたユダヤ人のヴィクトール・フランクル氏が書いた本です。  コロナの影響で不安な思いもある中で、ふと「戦時中にナチスに追われていて隠れていた人や強制収容所にいた人は、どんな気持ちで日々を生きて、どうやって正気を保っていたんだろう」と思ったことが発端で、再読しました。  以前読んだ時には「人は善と悪の合金」という言葉が残っていました。人は完全な善人もおらず、完全な悪人もおらず、ちょっとずつ善

反応しない練習 読書会 ~欠けていた視点の発見~

 noteに書いた「反応しない練習」の感想に反応してくれた方々と(反応してるやん、というツッコミは置いておいてください笑)、範囲を広げず少人数でオンライン読書会を行いました、 そこで新たな深み、発見が。  それは「自分の心を客観視すること。相手の気持ちには近づいて理解しようとすることの大切さ」です。  「反応してしまう」状態とは、誰かの発言、何か外部で起きた出来事に怒ったり、失望したり、恐れたりする状態。意識は外に注意を向けている状態です。  でも、意識が外部に向いて

本の感想第4回&読書会レポート~共感資本社会を生きる~

 先日「共感資本社会を生きる」という本を題材にして、オンライン読書会を行いました。せっかくなので、本の感想と読書会レポートを兼ねて書きます。  読書会、参加者はなんと約50名!ZOOMとGoogleスライドを使ってストーリーを説明したり、ディスカッションをしたりしました。  前回の本「後世への最大遺物」にもありましたが、お金は生きる上で必要。それに、お金を自分や家族のために残すのではなく、世のために残せるならそんな良いことはありません。  でも、お金を稼ぐのが「生きる目

本の感想第3回「後世への最大遺物」~The Greatest Legacy written by Kanzo Uchimura~

 前々回は洋書、前回は現代書の感想を書いたので、今回は趣向を変えて少し古めの名著の感想を書きました。 今回の感想は、内村鑑三氏の「後世への最大遺物」。  名著と知りながら、古い本なので少し読みにくいかも・・と思っている方、この感想だけでもよろしければ読んでみてください。  全体像をつかむ→自分事として「何を後世に残すか」を考える、というステップを踏むことができます。 【本の感想の共同noteはこちら】 ↓↓↓ https://note.com/honde_yutaka

本の感想第2回「反応しない練習」

 前回はクレイトン・M・クリステンセン氏の「イノベーション・オブ・ライフ」の感想を書きました。  そして、その後しばらくして、クリステンセン氏が亡くなり・・・なんとも言えないショックを受けました。  本の中でもいつ亡くなるかもしれない病を抱えていることは書いていましたが、実際にその時がきてみると残念でなりません。  当たり前のようにやってくる毎日を今まで以上に大切にしたい。後悔することのないように、自分の思いを伝えていきたい。行動したい。そう思いました。  そして、本

読んだ本の感想を共同でnoteに載せることにしました。

年間80冊くらい本を読んでいますが、そこから学んだことを個人的にメモしたり、クローズドなグループにシェアしたり。 それだけで終わっていたのですが、せっかくなので本から学んだことを友人と共同でnoteに載せることにしました。 コンセプトは人生を豊かにするために「MBAホルダーが薦める本一覧」です。 少なくとも、良書と出会うことで私自身良い影響を受けています。 皆さんが良書と出会えるように、少しでもお役に立てれば嬉しいです。 今回は、「イノベーション・オブ・ライフ」につ