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【講師:元木大介さん】AIと作る未来を創造する AI未来検討会#9(AI社長と語るAIの未来)

【AI未来検討会】とは?

 AIがもたらす未来は、もはや誰にも予想できません。
少なからず私たちの生活や仕事、社会全体に影響を与えることが考えられます。
人間とAIが共存することで、より効率的で便利な社会が実現する一方で、AIによって失われるものや、人間の役割が変化することによる課題も生じることが予想されます。
【AI未来検討会】では、専門家の方や既にAIを活用されている方をお招きし、活用事例を知ることでAIとの明るい未来をどう切り拓いていくか参加してくださった皆さんで学ぶ会です。

◆内容

・AIを実際に活用している方、AIに知見のある方をお呼びしてのセミナー
・原則水曜21:00~22:00開催予定(参加無料)
・カジュアルにAI活用事例やAIの未来について語る会です。
 (夜も遅いのでドリンク片手にといった感じで参加ください)
・後々はオフラインのセミナーや規模を大きくした会を開催していく

「AI未来検討会」Peatixはこちら↓(ぜひフォローください)

◆運営メンバー(プロモーター)

ころすけ

ころすけ
メディア関係の企業に勤める会社員。文系出身。
2023年はAI学ぶ。
【Twitter】https://twitter.com/korosuke_tv

ウエツ

ウエツ
No.3代行(経営者のスキマ時間づくりをお手伝い)を事業として行う。
現在は8社掛け持ちパラレルワーク。
※「No.3代行」詳しくはこちら
【Twitter】https://twitter.com/threetno3

#10 スピーカー :元木大介さん

KandaQuantum CEO。
東京大学大学院物性研究所在学中にKandaQuantumを創業。

「AI・量子技術でビッグデータの価値を活かす」をMissionに様々なAIサービスを生み出している。
GPT4搭載CalqTalk、CalqWorks開発中。

AI社長としてSNSで発信中。

AI社長という名前ですが、今や大活躍のYotuberであるDJ社長の後輩であり運動会で団長、副団長の関係だったみたいです。
先輩であるDJ社長が由来となっているみたいですね。

元木大介さん

【Twitter】https://twitter.com/ai_syacho?s=20

◆現在の事業内容について

<CalqTalk>
リアルタイムで議事録を取ることができるアプリケーション。
音声を拾い、話した内容を文脈に沿って書き出し議事録を自動生成することが可能。
このアプリについて発信してみたところ、なんと1000件以上の法人から問い合わせがあったほど反響は大きかったです。
現在は、大手企業コールセンターなどで実証実験を進め、5月ごろにアプリケーションをリリース予定です。

またこのCalqTalkは、無料で利用可能です。
CalqTalkサイト:https://calqtalk.studio.site

<CalqWorks>
CalqTalkをはじめとした機能が利用できるChat GPTを搭載したAIビジネスチャットツールです。

例えば、AIエンジニアの求人情報を作成したい時に、CalqWorks上でAIがアシストをしてくれるといった使い方もできます。

◆なぜAIを使った事業を始めたのか?

中学高校は、ホリエモンや孫正義さんが卒業された学校に通っていました。詰め込み教育で勉強をすごくさせられていました。自分と合わない環境で疲れてだんだんと落ちこぼれていきました。
そんな時に、勉強をあまりしていないのに成績が良い人、友人関係もふらっとしているのに友人が多い人をみて効率よくこなす彼らに憧れを持ちました。
そこで効率よくこなすためのスキームってなんなんだろうということを考えていくようになり、AIを活用した事業にのめり込んでいったのがきっかけです。

◆最近驚いたAI技術

Chat GPTですね。2年前に、優秀なメンバーと共に1年ほどかけてもできなかったことがChat GPTで簡単にできてすごく驚きました。
Chat GPTがリリースされる前は、コロナ禍でこれといった動きがない中だったので、リリースされた時は驚きが隠せませんでした。

◆AIによって伸びる分野・衰退する分野

【伸びる分野】
3つあります。
1つ目は
生成AI領域で、テキストから物体が作れる分野ですね。
活用の予知としては、建築関係、ロボット関係、バーチャルリアリティVR空間での物体生成で活用できるので、伸びると思います。

2つ目は、
レコメンドとマッチングの領域
Chat GPTなどでもどんどん機能拡張されていっていて、データベースにアクセスできるようになっているので、お勧めの飲食店などをはじめとしたリコメンドは今後伸びると思います。

3つ目は、
生成AI領域の画像生成の分野ですね。
例えば、綺麗な女性が作れて、喋らせたりすることもできるこの分野は今後も伸びると思います。

【衰退する分野】
人がいなくてもAIでできることは衰退していくと思います。
脚本や絵コンテをはじめとした人でなくてもできることは、衰退していくと思います。最近だとGAFAも人員削減で解雇が増えているので、日本でも同じことが起こるのではないかと思っています。
ただ、ジョブチェンジをすることでチャンスにもなると思います。

◆AIを使うメリット・デメリット

【メリット】
今までできなかったことができるようになったというのがメリットだと思います。
具体的にはスペシャリスト、ゼネラリストにメリットがあると思っています。
・スペシャリストとしてのメリット
専門知識があるがゆえに勘所が働くような雑務を、AIで大幅に業務効率化ができるところがメリットですね。

・ゼネラリストとしてのメリット
勘所が働かなかったところにAIがヒントをくれるので、1人で改善していけるところがメリットかなと思います。

【デメリット】
まだまだAIで完全に100%はできなくて、完成度としては70%くらいです。
残りの30%を埋める作業を人間がしないといけないというのがデメリットですね。
なんでもできると思い込むと期待値のズレにつながり問題に発展する可能性があるのかなと思います。

◆AIによって10年後私たちの生活はどうなる?

AIを戦力や企業同士の争いに使うのか、エンタメ的な路線で使うのかで変わってくると思います。

争いという観点で進むと、競争が激しくなり強いAIを作らざるを追えなくなって人間を超えたコントロール不可能なものになる可能性があると思います。
AIと共存共栄していかないと破滅に進んでいくのではと思います。

また、お天道様のようなAI信仰も生まれるのではないかと思います。

◆KandaQuantumの今後の展開

弊社の展開としては、リコメンド・マッチングの分野に力を入れていきたいと思っています。ミスマッチングをなくすことをモチベーションとして事業をおこしたのがきっかけなので、AIを活用して適性を判定し、自己実現までの期間を短くしたいと思っています。

AIが創る未来

どんどんとAIプロダクトが生み出されていく昨今、その渦中で戦う人たちのスピードに驚きを感じています。
昨日最新だったAIが、明日には当たり前になっている。
そんな競争が繰り返される中、本質はやはり人を助けることなのだなと元木さんのお話を聞いていて感じました。
ご紹介いただいた<CalqWorks>は、人が面倒だと感じるものを短縮できるツールであり、それを使うことで人の暮らしを豊かにする。
今まで、様々な方が登壇されましたが、そこの想いは同じ方向です。

もちろんプロダクトを作る側もそうですが、使う側もそれを理解しつつ使う必要があります。
元木さんが仰っていた、リコメンド・マッチングの分野がこれから発展していけば、ますます私達の未来は効率化されていきます。
そのときに、自分は何をしたいのか、この想いを持っているのかいないのかは重要な気がしています。

次回のAI未来検討会

AI未来検討会は毎週水曜日の21:00〜22:00開催してます。
ご参加いただいた方々でAIについて「あーだこーだ」と語りたいと思いますので、是非ご参加ください。
【AI未来検討会】の情報はTwitterアカウントでも発信しております。
フォローしてチェックしてください!

★AI未来検討会はこちらから★
Twitter:https://twitter.com/aifuturestudy
note:https://note.com/ai_futurestudy
セミナーページ:https://thefutureof-ai.peatix.com

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