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想像以上に幸せだった妊婦生活

今回は妊娠中のいろいろについて。
前回の妊活話から打って変わって、ただただハッピーな感じの妊娠記録です。

妊娠は本当に不思議で、何もしないのに自分の体内で精巧な人間が出来上がっていくことにびっくりした。自分が仕様を決めたり実装するわけでもないのに。30年間こんな機能が使われずにいたなんて、まだまだ他に機能あるんじゃない?と思ってしまう。

身体の調子はころころ変わるし、しんどい日もあったけど、お腹の中で子供を育てるのは想像以上に幸せな経験だった。
大きなトラブルもなかったので、たぶんありきたりな感じにはなりますが、ゆるく振り返ってみます。
(あくまで私の場合であって、本当に妊娠期間が大変な妊婦さんもたくさんいると思います)

嬉しくて不安だった妊娠初期

検査薬で陽性が出たのは今年の4月1日だった。前日に検査薬使うぞ、と思ったら勢い余って5時に目が覚めた。陽性が出てさらに目が覚めて、夫を叩き起こして星乃珈琲にモーニングを食べに行った。

まだちゃんと妊娠してるかもわからなかったけど、とにかく嬉しくて、セットドリンクでカフェインレスのコーヒーを選ぶだけでにやにやした。
どれくらいに産まれるのか検索してみたり、じゃあいつから仕事を休むんだろうと考えてみたり、妊活期間はなかなかあったはずなのに、いざ妊娠となるとわからないことばっかりで未知の領域だった。

あんまり早いと病院に行ってもわからない場合があると見たので、5週に入って少ししてから病院に行った。
これだけうきうきして妊娠してなかったらどうしよう、と不安になって、気が気でなかった。

診察してもらう時、あ〜就活の最終面接の結果の電話くらい緊張するな、と考えてた。
無事に胎嚢が確認できてすごく喜んだけど、そこから2週間くらい?は心拍がなかなか確認できず、メソメソしてた。3週間くらいのことなのに、妊娠期間の中で相当長かったような気がする。

心拍が確認できてからは家族と仲良い友達、職場の近い距離の人たちに報告した。
みんなすごく喜んでくれて、こんなに喜んでもらえるんだ!とすごく嬉しかった。

職場の人たちには報告するのを少し悩んだけど、妊娠初期で仕事で無理して何かあったら嫌だなと思って、近い人には報告させてもらった。でも、これでうまく育ってくれなかったらどうしよう、と報告するたびにメソメソしてたのが懐かしい。

妊娠の初期は心拍確認の壁、9週の壁、12週の壁とかたくさん壁があって、すごく不安だった。寝る時とかいろいろ考えてしまうから入眠用のアプリを使ったりしてた。
心配したからと言って順調に育ってくれるわけではないのに、と何度も考えながら、やっぱり心配になってしまう日々だった。

妊娠がわかったくらいは全然つわりっぽい症状はなかったのに、4月半ばくらいに突然やってきた。わたしはそこまでひどくはなくて、結局妊娠中一度も吐いたりすることはなかったし、ずっと二日酔いみたいとか聞いてたけど、二日酔いの方がずっとつらかった(わたしの二日酔いがひどかっただけかもしれない)。

でもそれでも、食べられないものがどんどん増えていった。食べられるものも日によって変わって、梅のおにぎりしか食べられない日があれば、カップ麺しか食べられない日もあったりした。
SNSとかテレビで食べ物を見ても、食べられるもの食べられないものがわかって面白かったけど、ふと食べられないものを見ると、うっ…となるので若干見るのが怖かった。

つわりの時期にきつかったのが梅雨で。もともと雨の日は調子悪くなりやすかったけど、妊娠中は何割増かでつらかった。この期間は在宅勤務に本当に感謝で、会議の合間とかはほとんどソファで横になってた気がする。
しかもこの期間、仕事の量が1.5倍くらいになるというなかなかな状況…。
仕事が終わるとへとへとで湯船に浸かる気力もなく、2日に1回シャワーを浴びるくらいしかできなった。この期間は本当によく頑張った!笑

寂しくなった安定期

妊娠5ヶ月で安定期に入って、体調もだいぶ良くなったので、夫や母と旅行に行ったり、人に会ったりした。そうやって出かけたりすると、あ〜子供が産まれたらこういうことはあんまりできなくなるのかな、と寂しくなった。子供が生まれるのはとてもとても嬉しいけど、自分の生活が大きく変わる実感が少しづつでてきた。

中学生、高校生、大学生とどんどん自由になって、大学生以降は本当に自由に遊びまわってたと思う。しょっちゅう国内旅行に行ったり、新橋で飲み始めて気づいたら朝だったり、季節が変わるたびにディズニーに行ったり。amazon photosで数年前の今日の写真が出てくるけど、毎年毎年楽しそうな写真ばかりで、楽しかったな〜と懐かしむと共に、もうこの生活には戻れないんだな、と過去の自分を羨ましく思った。

そんなことを夫に話したりすると、でも子供を連れて3人でいろんなところに行けるのは楽しみだよね、と連れて行きたいところをわいわい話したりするのはとても楽しかった。
子供のいる新しい生活をちゃんと楽しみたいな(最初はきっとそんな余裕ないけど)。

安定期に入って食欲が増えるかと思いきや、そんなに増えず。つわりで2キロくらい痩せたけど、現在39週で結局妊娠前+3.5kgでおさまってる!ラッキーなことに体重管理は全然気にしない妊娠期間だった。
理由はきっとお酒を飲まなくなったから減っていってるからなんだけども…お酒でどれだけ太ってたんだろうな…。

安定期くらいから胎動もちゃんと感じるようになった。これがまた可愛いのなんの!妊娠中一番幸せだったなあ。今はもうだいぶ胎動も力強くなって、いだだだだ!みたいになってるけど、初めてしゃっくりがわかった時なんて可愛すぎてにやにやしてしまった。産んだらもう胎動は感じられないんだなあと思うと少し寂しくなる。

出産が迫ってくる妊娠後期

安定期に入った以降はずっと調子が良いのかと思ってたら、妊娠後期に入った途端マイナートラブルが多発した。

一番きつかったのは腰痛で、ぎっくり腰したような痛みが2〜3週間くらい続いた(骨盤ベルトでだいぶ良くなった!)。あとは横向きで寝ていると肋骨のあたりがじわじわとずっと痛かったり、ちょっと疲れると耳がこもる感じになったり(耳管開放症というらしい)。
妊娠してから肌の調子はすごくよかったのにいきなり吹き出物がたくさんできたりした。
安定期はやっぱり安定期だったんだなあ…。

10月に早めに産休に入らせてもらってからは、ひたすら出産準備をした。出産準備品とかで調べるとものすごい量のリストが出てきてびっくりした!これは買わせようとしてるな?と思って、「出産準備 冬生まれ 最低限」とかで調べて必要なものを揃えていった。

いちばん楽しかったのはやっぱり新生児服!ちょうど緊急事態宣言中であまり見に行けなかったので、ネットでぽちぽち買ってたのだけど、もう届いたら小さくて可愛くて、はーーーこんな可愛いものを着る可愛い生き物が出てくるの!?と騒いだ笑

これくらいの時期になると出産も迫ってきて、会陰切開がめちゃくちゃ怖くなったり、産後に母乳が出るのか心配になったり、不安なことがすごく増えた。予防できそうなことはいろいろやったけど、今となってはもうなるようにしかならん、と構えてる(と思い込んでるけどびびってる)。

臨月に入ったくらいで友達にマタニティフォトを撮ってもらって、これがすごく良かった。撮れたら撮ってもらおうかな〜くらいだったのだけど、できあがった写真が本当に幸せそうで、撮ってもらって本当によかった!
こんな形状のお腹にもなかなかならないし笑

正産期に入ってからは、もう今日産まれてくるかも!と毎日ドキドキしてる。のに、なかなか出てこない笑
毎日夫と5kmくらい散歩したり、ストレッチをしたり。効くかわからないけどラズベリーリーフティーを飲んだり、焼き肉を食べたり、最近はおまじないみたいなことばっかりしてるな、、

でももう1〜2週間以内には確実に産まれてくるわけで。それはそれで本当に?みたいな気分にまだなってる。
まだお腹にいたいのかもしれないけど、そろそろ会いたいなあ。

まだ妊婦生活が終わったわけではないけど、妊娠中は本当ーーーに夫にお世話になった。
家事はもともとだいぶやってくれてたけど、妊娠中はほぼ全てやってくれてたし、欲しいものがあったらすぐに買ってきてくれて、妊娠のこともすごくよく調べてくれた。初期なんて私より妊娠に詳しいくらいで笑えた。

不安でメソメソしても、根気強く励ましてくれて(実は本人の方がいつも不安がってるのだけど)、妊娠中に大きい喧嘩はしなかった気がするな。
この時期にひどいことをされると墓場まで恨む、みたいなことを聞いたりするけど、むしろ墓場まで感謝できそうだな、と今は思ってる(産まれた後そう思えなくなるかもしれないけど笑)。

そういえば夫と結婚したいな、と思ったのは、付き合って初めて看病してもらった時に、この人だったら妊娠したり病気になったりしても良くサポートしてくれそうだな、と思った時だったな笑
なかなか読みが当たってたと思う。

もうあとは!無事につるんと産まれてきてくれるだけなので!はやる気持ちを抑えつつ、のんびり待とうと思います。

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