【☆日めくり五術★2020年1月4日】 丙午(ひのえうま)〜走り続けた馬の物語

おはようございます。
今日は丙午(ひのえうま)の日。
血の汗をかきながら、それでも走り続ける
情熱の象徴のような馬の物語です。

あるところに、家は貧しいけれど
尊い清らかな心を持ち
まわりからも尊敬されている青年がありました。
ただ、この青年は生まれつき目が見えませんでした。
青年は様々なことを学びたくてたまりませんが
目が見えず、書物を読むことが叶いません。
青年は神に祈ります。
どうか、私の目が見えるようにしてください。
見えるようになったら、私はなんでもいたします。
100日間祈り続けると、ある夜枕元に1人の老人が立ちました。
青年よ、清らかな心を持つ君よ
お前の目を見えなくしたのはこの私だ。
お前が見るには、この世はあまりにも荒れ狂っている。
見えるようになったら、お前はどうなってしまうだろう。
青年はその声の方に向かって言いました。
あなたがどなたか存じませんが、私は大丈夫です。
どうか、どうか私の目を見えるようにしてください。
老人はしばらく沈黙した後にこう言いました。
そうか、そこまでして望むのであれば仕方ない。
ただ、お前が目を開き生きるには
どれだけ地を駆けずりまわっても
大きな悲しみも恐れぬ
強く尊い生き物でなければならない。
そういうと老人は消えました。

そして次の朝、目覚めると
青年は、それはそれは立派な馬となっていました。

この馬は数奇な運命を辿り
やがては皇帝の馬となります。

戦場では、血の汗を流しながらも
決して止まることなく走る馬とおそれられました。
皇帝は、この馬を寵愛し、多くの闘いで活躍しますが
ある時、この馬に矢が当たり、命が燃え尽きるその時に
元の青年の姿に戻ります。

皇帝は駆け寄り、あの馬はお前であったのか
今までよく仕えてくれたと涙を流しました。

その時、その青年は、息も絶え絶えになりながら皇帝に言います。

私が仕えたのはあなたではありません。
なにかもっと大いなるもの
この世の中に生きる全ての尊い命のために働いたのです。

あなたは多くの命を預かるお方。
どうかあなたも、その命をご自分のものとは思いませんように。

皇帝はその言葉に深く感じ入り
この青年をあつく弔った後
闘いをやめ、後々まで語り継がれる賢帝として
国を統治いたしました。

今日は、月破(げっぱ)という、日と月のエレメントがぶつかる日です。
なにも考えずに走るのは危険ですので
今日はいつもより慎重に。
でもその情熱は絶やさず、戦略的なことに使ってください。

そして、不協和音が生じても
明るくやり過ごすこと。
明日はまた話が変わっているかもしれませんから、少し寝かせてみましょう。
今日も楽しい一日となりますように。

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