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春休みに見た映画の話。

 長い春休みがもうすぐ終わってしまうので、休みの間に見た映画の中で面白かったものを記録しておきます。

◯茜色に焼かれる

 この休みに見た中で、いやもしかしたら今まで見た邦画の中で一番衝撃を受けた作品。
女だから、年を取ってるから、貧乏だから。色々な理由で差別され、圧倒的な不条理の中で生きることを強いられる主人公・良子。
彼女の人生がフィクションではなくて、現実を生きる人のノンフィクションである事実が辛いです。かなりしんどいので、心が健康な時に見たい作品。
尾野真千子の演技が本当に素晴らしい。

◯あのこは貴族

 想像以上の面白さでした。
松濤に住み家柄も良く、温室育ちの門脇麦。
地方育ちで、必死に勉強して大学入学を機に上京してきた水原希子。
見始めてしばらくは、門脇麦と水原希子のキャスティング反対では?と思っていたのですが、とんでもない!(笑)
本当に2人はそういう人生を歩んできたんじゃないかと思うほど、自然な演技で引き込まれました。交わるはずのない2人を繋ぐことになった石橋静河も最高。
女性としてどう生きるかを考えさせられる作品。

◯ショーシャンクの空に

 超がつくほど有名な作品ですが、遅ればせながら見てみました。名作と言われる理由がわかる面白さでした!
冤罪で囚人になってしまったアンディーと、過去に殺人を犯したレッドの友情物語。
刑務所が舞台の作品なので風景がほとんど変わり映えしないのに、観客を飽きさせない工夫が散りばめられていてすごい。
刑務所に入りたての頃のあどけなさと、刑務所暮らしが長引くにつれて増す貫禄、両方を表現できるティム・ロビンス。脱帽です。

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