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秋の夜長にアニメ「ダンダダン」が面白い

秋の夜長の過ごし方は何といってもコレ。ほっこり、のんびりと家で「動画」を見るんですよ。もちろん秋の味覚に囲まれながら。

何とも幸せなひととき…

そして今、ハマっているのがアニメ、その中でもお気に入りが「ダンダダン」だ。「幽霊の存在を信じる女子高生とUFOの存在を信じるオタクの少年が怪奇現象と戦う」という何ともとっつきにくい内容なんだけど、キャラクターの魅力と勢いに、ただただ夢中になってしまうのです。

なんか、近頃のアニメって「あの時のこれは、こういうことだったのか」という展開が仕込まれ過ぎていて、観る方も結構大変だったりするんですよね。だから「匂わせ」みたいなやつを覚えておかないと、後半で名場面になるはずなのに、気づかずスルーしてしまうこともしばしば。

勘の鈍い僕には、とても「伏線」などというものは見破ることが出来ません…

そういう意味で「ダンダダン」は、難しいことを何も考えずに楽しめる秀逸な作品だと思います。

特に主人公の「モモ」が可愛くて、心の葛藤が見え隠れしながら自分の美学を追求しようとする姿がカッコ良過ぎる。

それと、何と言っても迫力ある作画が素晴らしくて、キャラクターも、背景もスゴくステキに描かれているところも魅力です。

あまり書くとネタバレになるので、内容は是非見てみてください。

そういえば、オープニング曲の「オトノケ」(Creepy Nuts)も、なかなか味わいがあって良いですね。

「ONE PIECE」の作者である尾田栄一郎さんは、マンガを描くこととは「自分のパンツを脱ぐようなこと」だと述べています。恥ずかしがったりせずに自分の本当の性癖を描くということらしいけど、「ダンダダン」にもちょっと変わった下ネタがちょいちょい出てきます(笑)。

きっと川下に転がっているまあるく整った石ではなく、荒々しい原石のような、人のエゴがむき出しになった作品ほど、読み手の心を強烈にひきつけるんでしょうね。

今や、一年間に発刊されるマンガのタイトル数は15,000作品ほど。そして、TVアニメになるタイトル数は約300あるが、ヒット作と呼ばれるものはほんの一握り。よくスタートアップ界隈でも使われる「千三つ」という言葉の通り、1000作に3作ほどの割合でしかヒット作品が生まれないのです。いやもっと低い確率のような…

たぶん、これは狙ってできるものではなくて、いろいろな必然と偶然が重なって生まれるキセキなのかもしれません。

こんな事情を抱えるマンガ市場において、累計発行部数400万部、閲覧数3億6,000万を超えるマンガ「ダンダダン」は、果たして「千三つ」になることは出来るのだろうか。

なんか「ダンダダン」とばかり言ってたらビールと餃子が食べたくなってきた…

食欲の秋ですからね…


今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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