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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅・暦のお話 《立秋 初候「涼風至(すずかぜいたる)」》

2020年8月8日(22日まで) 二十四節氣 立秋

2020年8月8日~12日 七十二候 立秋 初候 「涼風至(涼風至る)」

天文学的には太陽は黄度135度に達しました。


立秋は、

“この頃になると暑かった夏の日差しから、少しずつ秋に向かう風が吹くようになります”

などと言われ、涼風至もまさにそんな意。

ですが、近年はそういった趣は薄れる一方です。

それどころか、この頃から真夏の厳しさが増し、熱中症対策に気を引き締める感があるのでは。

とりわけ今年は、関東を中心に8月に入ってから梅雨明けの地域が多く、気温もいよいよ高くなっています。

8月9日には、静岡で37度超え、東京で35度を超え、危険と判断される高い気温が観測されました。

今年は熱中症対策と感染症対策を平行して行う必要があるため、これまでよりも更に慎重に物事に取り組んだり、長い期間をみて予定を立てることがより大切になったと言えるようです。

くれぐれも無理はせず、そして相手にも無理はさせない、

『相互理解』が、

こころの快適さを支えてくれるのかもしれません。

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★ちょっとおさらい➤今年の梅雨明け★

実は、令和2年(2020年)の梅雨明けは、沖縄地方では6月12日と、平年より11日も早い梅雨明けでした。

ですから当初は、各地で平年より早い梅雨明けとみられていました。

けれども、梅雨前線の活動が活発で、「令和2年7月豪雨(7月3日~31日)」が発生し、各地の梅雨明けが遅れていた、ということなのだそうです。

参考記事



暑くても『残暑』、時候のご挨拶は?

小暑、もしくは大暑の頃から始まる暑中見舞いですが、立秋である8月7日を過ぎれば残暑見舞いに変わります。

今年は7月中は暑中見舞いという雰囲気ではなく、立秋を過ぎてからも猛暑が報記録されているので、残暑というのもなんだかしっくりこず、時候の挨拶もかけ離れ過ぎていると使いにくいと感じてしまいます。

「便宜上」の感が出過ぎてしまうからかもしれませんね。

では今年は、と探してみると…

●暦の上では秋となりましたが、厳しい暑さが続いております
●蝉しぐれが降り注ぐ、夏の盛りとなりました


というものがありました。

今まさに、サロンの外はセミの大合唱。

こういう言葉ならぴったりかなと思います。

時候のご挨拶が気持ちにしっくりすると、お手紙を書きたい気持ちが膨らんできます。



拓いた道がさらに輝く “自分としてはこう使う! ”

二十四節氣は、一年を大きく四等分し、さらにそのワンシーズンが六つのタームに分かれています。

最初の四等分は言わずもがな、春夏秋冬。

そのそれぞれが六つに区切られて、

今自分達が一年のどの時期に生きているのか把握できるようになっています。

歴史の中で様々な要因が重なり合っていますから一概には言えませんが、ただ把握するだけなら番号でも良かったのかもしれません。(←これ、○月〇日のカレンダー方式もそうですよね。)

でもそうではなく、時節を読み取る単語や詩を充て、意味合いを織り込むとは、なんとも風雅な感性から編纂されたのだなあとあらためて思います。

とはいえ、暦と陽気のずれも生み出しているところが、現代ではフォローされないままですよね。

「暦は暦、仕方ない…」、そんなふうに学校で聞いたり、誰かのつぶやきを耳にしたことがある人もいるかもしれません。

果たしてそうでしょうか。

樹木はいよいよ茂り、生命力が活気づいていくのを五感で感じる盛夏、ウキウキわくわくしているときに、“もう秋ですね”と言われて、なんだか拍子抜けしてしまったことはありませんか。

今年のように夏感の到来が遅かったり、社会が落ち着かず、やっと夏休みとほっとしている方も、なんだかがっかりしてしまうかもしれません。


アーユルヴェーダの経典でも、適度にウキウキすることは心身の健康に良いものとして勧められているくらいですから、必要ないところでがっかりするのはあまり良いこととは言えません。

というところで得意のオリジナル幸運カスタマイズを書いてみようと思います。

ここからはご興味がある方のみお読みください。

決してふざけていたり不真面目に書いているわけではありません。

つらいこと、大変なこと、かなしいこと、やるせないこと、そういったことも多い昨今かもしれません。

だからこそ、前に進もう、「えいや」とがんばろうと思う時、拠り所となる考え方があっても良いのだと思います。わたし自身が助けられてきた経験もあり、

だからこそ、そっとバトンを置いておきたい。

そんなふうに思っています。



いろんなメガネを持っていい

第一のポイントは、春とか夏とか季節の単語を使われても、自分の知っているイメージとリンクさせないメガネも持つってこと。

これ、とっても大切です。

今なんてまさにそう。

「立秋」と言われたからって知っている秋のイメージと今を重ねなくてもいいし、「立秋」という言葉を、紅葉や栗や銀杏が無いからって蔑ろにしなくても良いのです。


晦日・節分を意識して、祓いを味方に!

各季節は、

『立春』『立夏』『立秋』『立冬』を境に四部に区切られます

そしてその前日、つまり前期の晦日が『節分』で節目の日

ここは『祓い』が意識される、もしくは意識しやすいタイミングです。

心のお部屋をこのタイミングでお掃除するのが最大のお勧めハイパーラッキーポイント。

お掃除はもちろん毎日のことですが、こういう時を利用して、手をつけにくかったところに触れてみるっていうのも好機を呼びますよ。

これ自体が好機ですが。

実際、お部屋やお庭、自分がお世話になっているところを御片付けしたって良いのです。本質が大切。

このタイミングはとっても捗りやすいから、絶好のチャンス!

あたらしいシーズンのあたらしい栄養がすっきり運ばれてきます。


今で言うなら、夏を楽しみながら、心地良い秋の準備を同時にできるということです。もんのすごいこれはめっちゃお得です。


ここずれちゃうとね、いろんなことが刹那的でもったいないんです。

『えー、今年の夏の節分過ぎちゃったじゃん!早く言ってよ~(゚Д゚;)』

というあなた!がっかりしないで。

今からだって、気持ちがあれば大丈夫。

いのちは意念と仲良しだから。

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2020年8月9日


編集後記ー8月9日に寄せてー

8月6日、そして9日は原爆忌でした。

75年前のこの日、6日8時17分に広島、9日11時2分に長崎に原子力爆弾が投下され、凄惨な事態を人類の歴史に傷跡深く刻みつけました。

わたしは、いくら資料を読んでも、聞けるお話を伺っても、いまだに理解に至りません。いったい、これはなんなのか。

様々な見解を読み、聞いてきたけれど、ひとつも納得はできないし、ただただ膨大で凶悪な狂気の事実に愕然とし続け、無かったことにして、忘れ去ってしまおうとすることに抗うしかないと、締め付けられるようなやるせなさに苛まれます。


あと25年でこの出来事は前世紀のこととなります。

しかし、その傷は癒えることなどあるのだろうかと思えるほど、深く刻まれ、いまだ乾くこともないまま流血し続けているように思えます。

多くの人が嘆き、涙が枯れるほど流されているのに、

なのに、

暴力は止まらず、地球上を荒らし続けています。


なぜなのか?

これを生きている人全員が考え問い続けるなら、人類は違う道を選べるのかも知れません。

問い続けるのが全員に満たないなら?それでも人類には違う道を選んでほしい。


ささやかで草の根的な活動でも、自分に授かった大切なもの。

丁寧に執り行っていくことが今自分にできる最大のことと心得、この足を踏み出していこうと思います。



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習慣にしていること

『透明な栄養』をテーマに有形無形の造形活動をしています。ホリスティック~全体観~という捉え方を活動の基盤にしています。この捉え方は、いのちの息苦しさが紐解かれたり、改善される可能性をかんじます。noteでは日々の思考研究も兼ねて、この考えをもとに書いたものをシェアしています。