Diver

夏の雨が降り続く

あなたの瞳の中

息を思い切り吸い込んで

潜り込む


どうして?

いつも冷たくあしらうくせに

いざとなったら手を緩めるの?

思い切り追い出せばいいのに

そうしたら僕はあなたから離れられるのに


ひとしきり泣いたら笑って

傷つかないフリが上手くなって

僕はいつの間にか強くなった

あなたはそもそも逃げようなんて

思ってもない

嘘なんていくらでもついて

気が済むまで

あなたの瞳の中

その核心にたどり着くまで

泳ぎ続ける僕は悲しきDiver


疲れたら眠って

陽が昇れば起きて

僕は何度でも思い出すんだ

あなたと初めて見つめあった瞬間を...