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昭和の少女漫画風小説~Autumn Poem「初恋」~

夢の中の人



 会ったこともない人の夢を見た。
男の人なのか、女の人なのかも分からない。
部屋で本を読もうとしたら、本の中から出てきて、それで…。

 何を話したのかもあんまり覚えてないけど、あの人の名前を聞いた気がする。

 なんていう名前だったんだろう。


 きっと一生忘れないって思ったのに。



ウタったら、本読みながら寝ちゃって。枕が床に落っこちてたわよ」
 お母さんがちょっとげ過ぎたトーストをお皿に乗せて「あぁもう、やっちゃった。…これはお父さんね」と手渡してきた。朝のお母さんは昼より夜より忙しそうで、有無うむを言わさぬ迫力はくりょくがある。今日は特別、鼻息が荒いみたい。

 そうだ。私は寝る前に机で本を読んでて、そのまま本の中に入っちゃったのに、朝はちゃんとベッドで目覚めた。あの人がベッドに寝かせてくれたのかな?…なんてことを、お母さんに言ったらきっと「寝ぼけてないで、ちゃっちゃと学校行く準備しなさい!」ってまた怒らせちゃう。

 お父さんもよく分かっているので、朝のお母さんにあんまり余計なことは言わない。

「ウタ、今日は学校終わったら、お爺ちゃんのお店に行ってなさい。かぎはほら、ランドセルの中だと落としてなくすかもしれないから、首にさげときなさい」
 実はあんまり好きな色じゃない濃いピンク色のひもに、不釣ふつり合いな古びた鍵が不満げにぶらさがっていた。(お母さんは、私の物は何でもかんでもピンク色のを買ってきてしまう)
「おじいちゃんがお店に居るのに、鍵が要るの?」
「お爺ちゃんは今朝ギックリ腰で動けなくなったって電話があったから、これから病院に連れて行くのよ。混んでたら何時に帰れるか分からないから、お店で本でも読んでなさい」
「おじいちゃん、動けないの?」
「平気よ。腰以外は元気なんだから。それで今日から、お爺ちゃんの知り合いの人がお店のお手伝いしに来てくれることになってるから。お母さん達、間に合わなかったら、ウタがちゃんと、よろしくお願いしますって御挨拶ごあいさつするのよ?」
 お母さんが早口でまくし立てたあと、ジロッとお父さんの方を見て「お父さんは、今日に限って外でお仕事だって言うし」と、ため息をついた。
 お父さんは「だからゴメンって…」と、とりあえず謝って、波風が立たないようにしている。後は、お母さんと目を合わさないようにしてウタと視線を交わし、無言のやりとりをしながら、ウタがイチゴジャムを塗ってあげた焦げたトーストをひとくちかじった。

 お砂糖たっぷりのカフェオレが、テーブルの上でまだくるくる回転を続けている。お母さんがグルグルグルグル勢いよくかき混ぜてたからだ。
 カフェオレの渦巻うずまきを見ていると、夢の中のあの人の長い髪を思い出して、胸がドキドキした。


 だってあの人は、とっても綺麗きれいな人だったから。


おじいちゃんの古本屋さん


 おじいちゃんのお店は古本屋さんで、いつも中にはおじいちゃんが居るので、一人で扉を開けて入るのも初めてのことだった。鍵穴がびているのか、鍵をすことは出来ても、回らなかった。逆に回そうとこころみたり、抜いたり挿したりを何度もやり直してみた。
 しばらく、鍵を開けるのに夢中になっていたが、背後に人の気配がするのに気付いた。(誰だろう?いつから居たんだろう?勝手にお店に入ろうとしてる子供のドロボウだなんて思われてないよね?)
 おそるおそる振り返る。夕日で逆光ぎゃっこうになって、顔がよく見えない。
「貸してみて?」
 細長い指が鍵をカチャンと回した。あんなに頑固がんこだった扉が、自分のご主人様だと認めたみたいに、鍵を回すことを許した。
「さあ、どうぞ。ウタちゃん」
 うながされるまま店内に入り、扉が閉まる。
 聞いたことのある声。ウタの名前も知ってる。きっとどこかで会ったことある人だ。
 お店のお手伝いに来てくれる人は、おじいちゃんの知り合いと聞いていたので、おじいちゃんと同じくらいの年の人かと思っいた。でも、お母さんやお父さんよりもずっと若そうな声に思えた。(お母さんから「ごあいさつ」しなさいって言われてたんだ)
「あの…お手伝いの人ですか?よろしくおねがいします」
 頭を下げながら(ちゃんと言えたよね)と、聞いてみる。
 聞いているのは、他の人には見えないウタのおともだち二人。一度、姿を消してしまってから、ウタにも見えなくなって声も聞こえなくなってしまったが、二人は「見えてなくてもずっと側に居る」と言っていたので、ウタは何かにつけて二人に心の中で話しかけている。

 頭を上げてその人を見ると一瞬いっしゅん、困ったような表情をして
「ハイ、よろしくおねがいします」
 と言ってから、ふわっと微笑ほほえんだ。

「レイくん」

 自然に口からこぼれ落ちた名前は、夢の中のあの人の名前だった。

 「あぁ、よかった。覚えててくれたんだね。ウタちゃん」



レイくん



 ウタは平静へいせいたもとうとして(本を読もう、どの本を読もう?)と、本棚の前を行ったり来たりしてみたが、どうにも落ち着かなかった。歩きながら考え事をしようとして、ごちゃごちゃに積み上げられている本の山の、一番低い山でつまづいてしまった。つまづいた山の隣の、ウタの背と同じくらいの高い山が、ぐらぐられ、本の雪崩なだれが起きるかと思った瞬間にレイくんが山の揺れを支えた。
「あぶないな」
「うん、ありがとう。おじいちゃん、お片付けニガテなの…」
 そう答えながらもウタは、別のことで頭がいっぱいだった。
(レイくんは、たしかに夢の中のあの人だよね?どうして私の夢の中に出てきたの?どうやって?聞きたいけど、そのことを聞いても大丈夫なのかな?)
 レイくんは、けるような白い肌をしていて、カフェオレ色の髪は、夕日に照らされた所が黄金こがね色に染まっている。外国の絵本の中に出てくる妖精みたいだと思った。
 もし、「私の夢に出てきた?」なんてことを聞いてしまったら、夢の中じゃない、現実の世界での姿を保つことが出来なくなって、スーっと消えてしまいそうだった。

「おじいさんの決めた置き場はあるんだろうけど…さすがに通路は歩けるようにしないと、お客さんも困るね」
 そう言ってレイくんは、床に積み重なっている本を一冊手にとって、ページをめくった。
「ホントそうなの。ギックリ腰だって、本が散らかってて歩きにくかったせいだってお母さんも言ってたし…!」
 ウタはおじいちゃんのこのお店でひそかにずっと思っていたことを、レイくんが代弁だいべんしてくれたような気がして心底から賛同さんどうし、つい声が大きくなった。
「そうだよね、お客さんだって困るよね!」

 お店は、お爺ちゃんが長年かけて作り上げたお爺ちゃんのお城みたいなもの(と、お母さんから聞いた)だし、おじいちゃんに何も聞かないまま片付けるのも気が引けたが、ほこりまみれの本がかわいそうにも思えてきたので、出入り口の辺りの本の整理を始めた。
 おじいちゃんには何となく言いづらかったが、いくら古本とはいえ、売り物の本を床に積み上げて、埃をかぶったままにしてるのも良くないだろう。
 レイくんは窓を開け、本の埃を払い落とす。二人で「この本はあっちの棚に、あの本はそっちの棚に、これは箱にまとめよう」と相談しながら、しばらく片付け作業に没頭ぼっとうした。



ビブとリオ


「ホラ、キレイになったじゃない!」

 本は、棚や箱にまとめ、商品らしく整列させた。床掃除もして、すっきりと歩きやすくなったピカピカの通路にも満足して、ウタが思わず声を弾ませた。
 レイくんは、そんなウタを見てクスクス笑い「ちょっとひと休みしようか」と言って、レジカウンターの前にある丸椅子まるいすを移動させた。


「…ウタって、そんなに掃除好きだったっけ?ちょっとお母さんに似てきたんじゃない?」

 レイくんの方から、レイくんのではない小さい笑い声が聞こえた。なつかしい小さい声。

「??…ビブ?」

 他の人には見えない、ウタのおともだちの一人。ドングリの姿をしている、名前はビブ。

「ビブ、久しぶりっ!」
「久しぶり~、じゃないよ。毎晩夢の中でウタの泣き言やら愚痴ぐちやらを聞いてあげてるのに、朝になったらぜーんぶ忘れちゃってさ。ハクジョーモノだよウタは。まったく」
「えぇ…そうなの?」

 プリプリ怒っているビブを肩に乗せたままのレイくんが、キョトンとした表情でこちらを見ている。
 ウタはつい、ビブとの会話を声に出してしまっていた。
 レイくんの目線からすれば、どんな風に見えただろう?一人で喋ってて、おかしな子だと思われたら嫌だな…。なんとかうまい言い訳をしなけれぱ。

「あ、あのね…ビブっていうのは…」
「君の友達?」

 私しか見えないおともだちのこと、誰にも話したことないのに。
「と、ともだちなんだけど…。何で知ってるの?」

「約束だったね。一人は返すよ」

「やくそく?」

 もう夕日は沈む。
 レイくんは、黄金色からあい色に変わった。

「夢の中で約束したよね?」
 レイくんは、やっぱり…
「私の夢の中で…」

「何言ってるの。 君達が僕の夢に入ってきたんだよ」
「え?」

「僕の夢に無断むだんで入ってきた代わりに、この子達を置いてってもらった」

 レイくんが丸椅子に腰掛こしかけると、ウタとの目線が近くなった。レイくんは自分の肩を指差す。
 そこにはビブと、もう一人、リオという名前のキノコの姿をしたウタのおともだちがチョコンと乗っかっている。

「置いてくとか…ビブとリオは私のおともだちで、モノじゃないから!」
「そう、ウタちゃんは、あの時もそう言って怒っていたよ。でも僕の夢の中では、主導権しゅどうけんは僕にあるんだよ」

「私の夢だったもん!それに、無断で入ったって言うけど、レイくんの方から、私を本の中に引きずり込んだんじゃない!」
 ウタはだんだん腹が立ってきた。レイくんってこんな自分勝手な人だったっけ?
「引きずり込んだ?そうだったかなあ?僕の方が先に眠ってたんだから、僕の夢だよ」
 なんて言って、さっきと同じようにクスクス笑ってる。

「それで、返して欲しいなら…って、この子達を賭けて、約束をしたでしょ?」
「ビブとリオをかけて、やくそく?」
 レイくんはイタズラ好きの妖精みたいに笑っていた。

「とにかく、ウタちゃんは約束のひとつは果たしてくれた。あとひとつで、リオも返してあげるよ」
 レイくんの肩から、ビブがピョーンと飛び降りてウタの手のひらにおさまった。

「やくそく…」

「ひとつは、僕の名前を覚えていてねってこと。もうひとつは…」

 ウタとビブ、レイくんの肩に居るリオが、レイくんに注目する。レイくんは、リオ、ビブ、ウタを順番に見つめる。
「もう、ひとつは?」

「ウタちゃん、もしかして、約束したこと自体を忘れてしまったのかな?…じゃあ、無理かもねぇ…」

レイくんは、少し悲しそうな顔をした。


消えたレイくん


「まあ、ずいぶんキレイになったじゃない!」
 騒々そうぞうしくお店に入って来たのは、お母さんと、つえをつくようになっているおじいちゃんだった。
「おじいちゃん、大丈夫?」
「ヘーキヘーキ。痛くなったらまた注射してもらうわよ。でもあの病院、いつ行っても混んでるから待ちくたびれちゃう。で、これ、ウタが一人で?えらいじゃない」
 おじいちゃんに聞いたのに、お母さんが返事をする。お母さんが一人居るだけで、その場がにぎやかで、明るくなる。お母さんは「これで店内が歩きやすくなっていいわねぇ」とフフンと笑って、おじいちゃんの方を見る。お母さんは、無口なおじいちゃんの十倍は喋ってるんじゃないかとウタは思っている。

「レイくんと二人で。ねぇ、レイくん」
 ウタがそう言って、レジカウンターの方を振り返ったが、丸椅子に座っていたはずのレイくんがいない。
「゛レイくん゛?同級生にも、゛レイくん゛って子が居たかしら?」
「レイくんは、お手伝いに来てくれてた人で、さっきまでそこに…」

 レイくんの姿は、お店のどこにも見えなかった。

「あぁそう、お友達が遊びに来てくれてたのね。今度、゛レイくん゛に、お礼を言っておかないとね」
 お母さんは、ウタから聞いた話を、現実と辻褄つじつまが合うように、自分のルールにのっとって軌道修正きどうしゅうせいし、自分で納得した。

「レイくん…。レイくんは、おじいちゃんの知り合いの、今日お手伝いに来てくれてた人だよ」
 お母さんが不思議そうな顔をする。
「お手伝いの人は、来られなくなったの。前に一度会ったときは元気そうだったのに…また入院したんだそうよ。お気の毒ねぇ。一人にしてゴメンね、ウタ」
「入院って?」
「お爺ちゃんは、その人と、ずっと前に病院で知り合ったんだって。退院してすっかりよくなったと思ってたんだけど…」

 お店に入ってからずっと黙ったままのおじいちゃんを見る。(そうだ、お店の中を勝手に触ってしまったから、おじいちゃん、気を悪くしてるかもしれない)

「おじいちゃん、勝手に片付けてごめんね」
 ウタは、さっきまでレイくんの座っていた丸椅子をおじいちゃんの前に置く。
「ん…」
 おじいちゃんは腰掛けて、店内を見回し「前より良くなった」と、低い声で(ウタには、いつもより少し高く聞こえた)一言だけ感想を述べた。

 お母さんが「今日はお爺ちゃん家で晩ごはんにするから。明日の食べる物も何やかんや作っておくから、あっためて適当てきとうに食べてよね」と言って、ドタバタと食事の支度したくをしに、おじいちゃん台所だいどころに向かった。

「レイ君が来てたのか」
「うん、来てた。私一人だけじゃこんなにキレイに出来ないよ」
 おじいちゃんは、信じてくれるんだ。

「レイくんは、入院してるの?」
「今日、ついでに病室に寄って行くつもりだったんだがな。お母さんに、腰が痛いくせにウロウロするなと止められた」

「これを、レイ君にわたしそびれてしまった。読みたがっていたんだ。ウタ、いつでもいいから、見舞みまいに行ってくれるか?」
 おじいちゃんは、お店の紙袋を持っていた。文庫本ぶんこぼんぐらいの大きさの物が入っている。それに鉛筆で、病室の番号を小さく書きめた。


ふたつめの約束

 レイくんが、また出てくるんじゃないかという、かすかなのぞみをいだいて、勉強机に同じ本を置いて待ってみたが、この晩、レイくんはあらわれなかった。
 おじいさんからたくされた紙袋の、病室の番号を読み上げてみる。

 レイくんは、本当はどういう人なんだろう。
 優しい人と思っていたのに、結構ワガママなのかな?
 いや、そもそも、レイくんがどんな人だか全然知らない。病気だって事も知らなかったし、レイくんが何歳でどこの学校に通ってるのか(学生かどうか)も、どこに住んでるのかも知らない。
 私が、レイくんの見た目で(きっとこんな人なんだろうな、こうだったらいいな)って、想像して思い込んでたんだ。

「レイくんの事で頭がいっぱいなようだけど、ウタは、あれだな。レイくんに恋してるんじゃないかい?」
 ビブが、おじさんみたいな喋り方をしながらニマニマしている。ウタは気恥ずかしくなって、無視してやった。
「怒らないでよ。好きなんでしょ?ウタがボク達にかくし事なんて出来ないんだからね」
 ボク『達』、というのは(今は居ないけど)きっとリオの事もふくまれているのだろう。
「そんな場合じゃないんだよ。レイくんとのやくそくを果たさなきゃ、リオだって戻って来ないんだから…。ビブは、やくそくのこと知ってるんでしょ?教えてよ」

 ビブは、さっきウタがやったみたいに黙って無視をしている。
「もう!イジワルだなぁ」
「お互いさまでしょ」

 紙袋の中身を開けてみたら、もしかしたら『やくそく』のヒントが何か分かるかもしれない。でも…。
 レイくんの読みたがっていた物を先に見るのは、何だか悪い気がして、紙袋を開けなかった。



初恋


 ウタは、レイくんが居るはずの病室の前に立っていた。病院は少し遠かったけど、ウタが歩けない距離ではない。

 病室の中に入るのを躊躇ちゅうちょして、廊下を行ったり来たりしていると、水色のパジャマにこんのカーディガンを羽織はおった、青白いレイくんが立っていた。

「レイくん、おっ、おじいちゃんから、これ…っ」
 おじいちゃんからあずかっていた、紙袋を手渡す。(ビブが変なことを言ったせいで、うまく喋れないじゃない!)と、ウタは心の中でビブに怒っていた。

「ありがとう、ウタちゃん」
 レイくんは、紙袋の中身を確かめて、あの時みたいに微笑んだ。
 病院のレイくんは、今まで会ってきたレイくんより髪が短くて、ほんの少し小さく見えたが、ウタは(夢の中に出てきた、お店で会ったレイくんだ)と確信かくしんしてホッとした。

 談話室だんわしつのソファで、レイくんはウタの隣りに座り、紙袋をかかえてうれしそうにしている。「これはおじいさんが若い頃書いた物らしくて、前から読んでみたいって言ってたんだけど、恥ずかしいからって、貸してくれなかったんだよ」
 談話室にはいくつかのテーブルとソファが置いてあり、家族連れか、友達か、3つのグループがそれぞれに楽しそうな、または深刻しんこくそうな、会話をしている。


「ウタちゃん。この本が、二つ目の約束」

 紙袋から、キノコの姿をしたウタのおともだち、リオがピョコンと飛び出した。
「リオ、そこに居たの?」
 リオは何事もなかったかのように、すましている。

「君にお使いみたいな事させちゃって、悪かったね。ゴメン。でも楽しかった」

ウタは、謝られるとは思っていなかったので、悲しくなった。


「ううん。私も楽しかったし、レイくんのことが…好きだから、会えてうれしい!」

「ありがとう。僕も嬉しいよ」


 談話室に居た人達がみんなして、昨晩のビブみたいにニマニマしながらこちらを見ている。

 周りの視線にえきれず下を向いた、青白いレイくんのほおがピンク色に染まった。

「僕にも昔…小さい頃だけど…ビブとリオみたいな友達が居たんだよ」


 紙袋から取り出された本の表紙には、おじいちゃんの字で『初恋』と書かれていた。



~おしまい~


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