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YouTube premiumと星新一

「チャンネルはそのまま!」(cv:チョーさん)

これは僕の好きなビーストウォーズメタルスでの一幕だが、
広告、もといコマーシャルが番組中に挟まるとウンザリすることがある。

お預けを喰らってる気がしてやるせないし、
視聴するコンテンツと関係ないものだとますますゲンナリする(逆に関連商品だらけの東映特撮のcmは子供ながらに購買意欲がドバドバに刺激された)

YouTubeでも広告制度が出てきた時にもショックだった。


テレビ等の公共電波よりも誰が作ってるかわからない鬱陶しいものが旺盛だった。

そんな中でYouTube premiumのサービスが始まり広告がスキップできるということですぐに加入した。
(実は虚淵のOBSOLETEが見たかったってのもある)

幾千光年の昔からcmってウザイなって話で
日本SFとショートショートの巨匠、星新一御大の「むだな時間」を思い出した。

むだな時間の曖昧なあらすじ

テレビのcmの時間が無駄と思う博士は
cmが流れている間、強制的に体を眠らせ記憶をすっ飛ばすキンクリ的なシステムを開発する。

これで博士は大好きテレビを心置きなく観れるぞと
得意になるが、博士の持病を治す薬の広告を見逃してしまい、亡くなってしまう。

結局、cmを飛ばした時間と持病が治った場合の
博士の余命はほぼ一緒だった。

はるか未来を見据える星御大の先鋭性

テレビcmをカットする録画機能などはそもそもあったが、実際に話に落とし込んだのは御大が誰よりもはやかったなぁと思う。

そんなものがつい身近になり、将来僕にとって有益な情報を見逃したとしても、cmを見ない分の時間を金で買ってると思えば安心できる。

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