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ジャンプ+の「腹腹先生」と極左

世の中同じこと考えてる人っているもんだなぁ

今年の8月にジャンプ+の連載が始まった
「腹腹先生」を読んだときに思った。

高校の図書館に全共闘時代の各派閥のヘルメットの図鑑が置いてあった。
(本のタイトルは忘れました)

その本を読んでから僕のずっと生まれるまえから
大人に極端に反抗する奴らっていたんだと興味を持ち調べたことがあった。

学生闘争は娯楽のない厨二病の集合体かと
思ってたが
その中でもシャレになはないのが
「東アジア反日武装戦線」

他の連中と違い表立った活動はせず、
普通の学生、社会人として生活する傍ら、
爆弾を作ったり改造拳銃作ったりして
今日ではニュースで語られることは滅多にないが
コソコソ作った、凶器でテロの実行に及んだ

死傷者も出たり、ここですら書けないような
トンデモ計画の青写真も構想していた連中が
地下出版していたのが「腹腹時計」だ

これにはテロのための爆弾の作り方etc…
を詰め込んだ絶版図書

こういう危険連中が日本にもいたのかと思い
学生時代は調べ尽くし、何度も学生映画のテーマにしたり、シナリオとして描いたこともあった
(勿論僕も大厨二病なので)

漫画の話に戻るが「腹腹先生」も確実に武装戦線に影響受けている。

タイトルだけでなく、主人公の理科教師が作る爆弾
も連中が犯行に使用したものを元にしている。
(作中では爆弾の詳細は伏せ字だが、おそらく農薬を使った窒素系のモノのはず、)

WEB展開とはいえ、
集英社としてもだいぶ挑戦的な作品だ。
僕もずっと考えていた彼らのような狂気を何故今になってやるのかという答えを
この作品は教えくれるかもしれない。

漫画本編では連絡手段が公衆電話であったり、
時代背景が今よりも古く、
さらに理科教師が爆弾となると
「太陽を盗んだ男」も通ってるかも

上述のような小難しい思想観念は前面には出ず、
昔の情け容赦のない不良漫画っぽく
どこか昭和の匂いかぐわしく、
僕のようなライトな懐古趣味ボンクラに突き刺さること間違いなし
さらに若い人が読んでも新鮮に思うかもなので
予習せずともみんなに読んでほしい。

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