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東北が僕を呼んでいる。

僕は今、栃木県の黒磯駅という駅の待合室にいる。本来なら今ごろ福島駅まで行っていたはずなのに。いわゆる、「不測の事態」が2度起こって、仙台への到着予定時刻がどんどん遅くなっている。

「予想外の事態に備えて、時間に余裕をもって家を出るようすること。」

浪人中の4年間、何回も言われてきた言葉だ。僕はこの心がけを、実際に行動に移せたことがない。さすがにセンター試験本番で遅刻したことはないが、自分の時間感覚のなさには自分でもうんざりしている。


「学生チームでビジネス1個でも立ち上げて欲しい」

この箕輪さんの言葉に強烈なワクワク感を覚えたのは、10月の末くらいだっただろうか。箕輪さんと地方にいる箕輪編集室の学生メンバーたちがオンラインで話した時にこの話が出たらしい。これから学生チームで何かが起こるかもしれない。本気でそう思った。

学生チームには、第一回のミーティングから参加していたが、ここのところはライターチームで無心に対談の書き起こしをしていることが多く、あまり顔を出せていなかった。

そこから、学生チームに少しずつ顔を出し始めた。東大の文化祭のイベントで学生チームのみんなと会って話した。12月に企画していた学生チームの合宿に参加することもその時決めた。

(これは余談だが、最近Twitterで僕がやたら話に出しているヨビノリのたくみさんと初めて会ったのも東大の文化祭の時だった。たくみさんは、生で会ったらめちゃくちゃイケメンだった。)

学生チームのオンラインの話し合いに参加したり、noteの記事を書いたりもした。今回は3つ目のnote企画の記事だ。お題は「合宿の目的」。そもそも自分はなんで今回の合宿に行くことにしたのだろう。やはり、冒頭の箕輪さんの言葉によるところが大きい気がする。

「箕輪編集室は他のオンラインサロンとは違って学生の数が多く、個人としても一人でしっかりやっていけるような人が多い。だからこそ、そんな人たちをそのままにしておくのはもったいない。学生で何かやってほしい。」

という思いが箕輪さんにあるらしい。合宿でメンバー同士の親睦を深めて、学生チームで何かを始める足掛かりにする。今回の岩手合宿には、そんな意図がある。

単純におもしろそうだと思った。学生チームで何かが起ころうとしている。この波に乗らないわけにはいかない。

合宿に行こうと決めた理由は、もう一つある。この合宿が自分にとっても大きな意味を持つものになると思うからだ。4浪目の終わりに僕が関東の大学を進路に選んだときも、同じようなことを考えていた。


僕は、自分が知らない世界の見方を教えてくれる人が好きだ。人と話して、必死に考えながら、「こんな視点があったのか」と驚く瞬間が好きだ。新しい世界の切り口を教えてくれる人のことを「おもしろい」と心の底から思う。だから僕は、自分が「おもしろい」と思う人たちと出会いたくて関東の大学を選んだ。関東は日本で一番人が集まる場所だ。母数が多い方が、その中の「おもしろい」人の数も多いに決まっている。そう考えた。

実際、関東に来てからの僕は東大主体のインカレサークルに入ったり、社会人のフットサルのサークルに入ってキリスト教の勉強をしたり、Facebookで知り合ったフィリピン人とのハーフの人と仲良くなり一緒にビジネスを始めようとして新宿に通いつめる中、恩師の予備校講師から「それ、詐欺じゃない?」と忠告されたりしながら、いろんなところに行って、いろんな人たちと出会ってきた。自分の根底にあるものは、あの時と変わらないままだと思う。

箕輪編集室では、自分が横浜で普通の大学生活を送っていたら出会うはずもない人たちと出会える。いろんな価値観を持った人と接して、自分の世界を広げられる。今回の合宿は、そんな箕輪編集室の人と出会って深く話せる大きなチャンスだ。

だから僕は今回の合宿を、学生チームのメンバー1人1人と話して、自分には無いいろんなものを吸し、自分の世界がまた一つ大きく広がるようなものにしたいと思っている。


合宿は明日から始まる。どんな出会いがあり、どんな話をするだろう。合宿が終わったとき、自分はどんなことを考えているだろう。僕は今、ワクワクしている。


電車の中で記事を書いていたら、いつの間にか仙台に着いていた。電車を降りる。初めて来る東北、やはり寒い。駅を出ると、大きなビルがたくさんある。大きなアーケード街もある。僕が初めて見る景色、初めて見る人々。自然と笑みがこぼれて気づく。そうか、僕は旅が好きなんだ。新たな自分と出会う旅はもう始まっている。明日はどんなものが見られるだろう。楽しみだ。



#箕輪編集室
#学生ブートキャンプ

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