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プロ意識を持とうというはなし

今日もお疲れ様です。あひるです。

今日は弟に髪を切らせるために美容室に引きずっていきました。
うちの弟、生まれてこの方美容室に行ったことがなく、今まで散髪はすべて父がバリカンでやっておりました。安あがり。
そろそろお店の手にかかってみたいというわけで、いつも自分がお世話になっている方のお店へ連れて行きました。

とはいえ彼は、髪型に何のこだわりもなく、というか知識がないため、当然これといったオーダーができませんでした。
しかし、美容師さんはそんな愚弟に対して、オーソドックスな形から今の流行りまで、丁寧に説明し、また相談にのってくださいました。高校の校則の緩さ・厳しさなんてところまでも考えていらっしゃって、さすがはプロだなぁと感心しました。
自分が髪を切りに行ったわけじゃないのに、話が面白くてついつい興味深く聞いてしまいました。

このことから、なんにせよプロの話というのはおもしろさがあって興味惹かれるものだなと気づきました。普段自分だけでは気に留めないような着眼点や、知る由もない知識や流行だったり、そういう全く触れられない、触れることのかなわない世界を見せてくれるからでしょうか。
そういうプチ感動を他者に与えられること、素直にすごいことだと感心します。今回のような美容師さん等のファッション関係の仕事の方、デザイナーさんといったクリエイティブな職業の方はもちろんですが、お店の店員さんだったりサラリーマンであっても、プロ意識をもって取り組んでいる人がする仕事にまつわる話というのは、おもしろかったなぁといつくか記憶が思い起こされました。

では自分はどうか。自分はプロならではのおもしろい話ができるのだろうか。
今の答えはノーと言わざるを得ません。まぁ今の仕事は年度いっぱいで辞めるのですが、次の仕事についても、他者に興味を持たせるような話が十分にできるかどうか、まだ全然自信がありません。

必要なことは、やっぱり「プロ意識」だと思います。
自分がその職によって社会に参画し、世界に影響を及ぼすのだという矜持、もっと職を深め極めたいという向上心、他者のために一人の人間として施してあげたいという善意。「プロ意識」といってもいろいろな側面、捉え方があると思いますが、自分が生涯を貫いて時と力を捧げていくその職に対して、ひいてはその人生そのものに対して、真剣に向き合う人にこそ備わるものなのではないかと思っています。
そして、「プロ意識」をもって生活を送ることで、常人には気づき得ない驚き、捉えられない事実、新たな発見に到達できるのだろうと思います。

時に自分の行動を振り返り、「プロ意識」の養成に繋がっているだろうかと思い返してみるのもいいかもしれません。まぁそんなことばかりしていては窮屈すぎて辛くなりそうな気もしますが・・・。
ともあれ、自分がこれだ、と選んだ職と共に納得のいく生活をするためには、「プロ意識」という視点がも必要かもしれないなと思った今日の出来事でした。

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