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台所こそだてのススメ

Ⅰこの記事の経緯と自己紹介

1. 経緯
この記事は2021年11月11日に長野県の小学校の
PTA講演会でお話したことをもとにまとめました
「食育」「子どもが作る”弁当の日”」「子育て」についてのお話です
①学校でやる実践型食育の方法、メリット・デメリット
②家庭でできる「食育」「子育て」
についてお話しました

2.自己紹介
私は2009年に子どもが作る「弁当の日」と出会い2女(現在21歳,19歳,共に一人暮らし)1男(16歳)を食育に重点を置き育ててきました
正確にいうと育ててきたのではなく一緒に育ってきた感じです( ´艸`)
わが子の笑顔を守るためにはどうしたらいいだろうと考えて
その一つの方法として子どもが作る「弁当の日」にたどり着きました
わが子の笑顔を守るために私のできることはほんの少ししかありません
家族、友人、学校、地域、子どもの友人など
私以外の人に協力してもらわないと
私だけで育てると育て切らないし、子どもの成長を邪魔してしまう
そんな思いから「食育」をキーワードに
子どもを台所に入れながら子どもたちの育ちを見守ってきました

そんな私ですが初めからそんなことを考えて子育てしていたわけではなく
子どもが作る弁当の日に出会い
提唱者の竹下和男先生と出会うことで
愛と喜びが満ち溢れる社会になった時に
わが子も世界中全ての人も
笑顔で絶えない世の中になるのだと考えるようになりました

Ⅱ子育てのナビゲーション

とはいえ、私たちはある程度明確なゴール地点が見えていないと
迷子になってしまいます
そこでいつか終わる子育てのゴールについて
少し考えて頂きたいと思います
やり方は車についているナビと同じ方法です
難しく考えなくても大丈夫✨✨✨
1. 子育てのゴール設定
・現在地の確認
・目的地の設定
・期限の設定
・ルート(手法)の決定
車などのナビゲーションシステムはエンジンをかけると自動で
現在地を把握してくれるようになっています
その後、私たちは目的地を検索して設定し
ナビが出してくれたいくつかのルートの中から
自分に必要な条件をクリアしたルートを選んでいるわけです

子育ては親が天国に行くまで一生続くわけではありません
(心配は一生続くと思います(笑))
一応の期限があります

例えば親(私たち)と離れそれぞれが一人で生活するまでに
一通りの事はできるようになって欲しいと思いませんか?

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どんな子に育って欲しいのか
何ができるようになって欲しいのか
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ということが目的地(ゴール)

その中で
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何ができていて
何ができていないのか
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把握するのが現状把握

それをいつまでに、どんな方法で、どのくらいのコストをかけて
習得できるようにしていこうか?
というところがルートを決める条件になって
その条件で納得できるルートが
子育てのゴールに向かっての道しるべになります

子どもは想像を超える速さで成長していきます
色々なことがありすぎて正直
子どもたちが小さい頃何があったか細かく思い出せません(笑)

このゴールはその子の育ちに関わる人全てと共有できるのが理想です
これがなかなか難しい💦💦

2.母性と父性
ルートが決まったら次に子育てに協力してくれる人で役割分担をする必要があります
子どもの育ちを誰が一人で全て抱え込むのは本当に難しいです
一般的には父親・母親ですると思いますが
誰がやっても役割さえできていれば問題ありませんし
一人二役できる人は一人二役やっても子どもはスクスク育ちます

簡単に言うと
母性は子どもを包み込み
父性で子どもを導きます
母親は子どもがどんな時でも帰って来れる居場所を
父親は社会性や道徳心を育む
そんな感じになります

一般的に一緒にいる時間が長い方が子どもを無条件の愛で包み
一緒にいる時間が短い方が生活を律していた方が
子どもは安定して育つ傾向があるように思います

逆転していると想像してもちょっとキツそうです
いつもガミガミお小言が降り注ぎ
寝る前に少しと週末にしか安らぎが無い生活
子どもはどう感じているのでしょうか

Ⅲ子どもを台所に入れて育てる

私たち大人も育ててはもらってきましたが
子どもを育てる方法や誰かとコミュニケーションを取る方法を
学校で教えてもらってきたわけではありません
なので私としては
気付いた時が学び時
その一つの方法として
子どもが作る「弁当の日」を学校で実践することをおすすめしています

1.子どもが作る「弁当の日」
・3つの決まり
子どもは自分だけでお弁当を作ります
5,6年生だけがやることで下級生が上級生に憧れを抱きます
繰り返しやることで子どもは成長し、学んでいきます
年に一度では失敗を挽回するチャンスすらないことになってしまいます

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大人が気を付けたいことは決して評価はしないということ

・竹下先生が弁当の日に込めた6つの夢については
ここでは長くなるので竹下先生から直接お話を聞いてください💖
ただ、竹下先生は何時間でも講演できるネタがあるので
そっちの方が長くなるかもしれません( ´艸`)
文章だけでも何となくは感じ取っていただけると思います

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2.子育ての向こう側
私たちは特にわが子となると
責任を感じたり、強い思いがあったりして
今、目の前の子どもたちを見ることが精一杯かもしれません

その子育ての向こう側にちょっと目を向けて
私たちが今よりももっと子どもが生きやすい環境を作り続けることができたならばそれは
未来へのギフト
なのではないかと思います
私はこれからも子育ての向こう側を目指す仲間と一緒に進みたいと思います

Ⅳ子どもの為に大人ができること

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子どもの成長を願って大人ができることは
この3つ
つまり、黙って見守ること
だと思います
子どもたちは大人の想像をはるかに超える
パワーを持っています
もちろん過去の私たちも
その当時の大人の想像をはるかに超えるパワーを持っていました

時は流れ、私たち親は
次の世代へ様々なことを継承していく時期になりました

指導したり、教育するのではなく
サポート
サポートすることが一番子どもの為になると考えています

まとめ

子どもたちをサポートするために是非
子どもが作る「弁当の日」を活用してください
学校で子どもが作る「弁当の日」ができなかったら
学校で弁当が必要な時に
勝手に子どもが作る「弁当の日」
を各家庭で開催してください
わが家の場合は
勝手に子どもが作る「弁当の日」で経験してきました

できないことができるようになる時は
大人も子どもも上手くいかないことはたくさんあります
(できなかったことができるようになる方法は講演の中でご紹介しました)
上手くいかなかったからと言って諦めてしまうと失敗になってしまいます
やり続けれは上手くいかない方法のデータが集まるだけ

子どもとの関わり方
元気に健康で人生を良く抜いていく方法
そんなことを学ぶ一つのきっかけに
子どもが作る「弁当の日」がなると良いなぁと思います

最後にうちの子どもたちの自炊生活を少しご紹介します

あひるちゃんの自炊2021

お姉ちゃんたちは高校3年間自分で弁当を作り続けました
今はそれぞれ一人暮らし中
部屋のそうじなどもできていて
勉強も楽しんでいるようなので安心しています

末っ子のお坊ちゃまは
4月からお弁当作りが始まりました
この玉子焼きがとっても美味しくて毎朝お裾分けしてもらうのが楽しみです

台所に子どもを入れて子育てするだけで
新しい世界が開けること間違いなしです✨✨✨

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