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カードゲームとキレ症

カードゲームをしていると、様々な理不尽からキレてしまう方は多いと思います。自分もカードゲームをしていると本当によくキレて、物やら壁やら散々壊したりしてきました。

挙句その勢いで大切な人を怪我させてしまったこともあります。怪我させていなくても、キレまくることで一緒に住んでいる人に精神的なダメージを与えてしまいます。

じゃあ今すぐキレるのをやめろと言われてもなかなか直すのが難しいと思う人も多いのではないでしょうか。

実際キレてしまう原因は、カードゲームを万人に楽しませるためのランダム要素や理不尽、いわゆる「運があれば誰でも勝利体験を得ることができる」というゲームの宿命みたいなものだと考えています。

これはカードゲームをする人間からすると避けられない運命であり、これが嫌ならカードゲームをやめないといけなくなります。

しかし、自分も無意識下に「運だけでの勝利体験」を得ていて、それが気持ちよくてなかなかやめられない、というのがカードゲーマーの潜在的な気持ちの一部分だと思います。

もちろんゲームの面白さは、フェアな状況下で白熱した試合の果てに勝利する事が一番の面白さであると思いますが、そこを目指しているとどうしても「運だけ」の試合と向き合っていかないといけなくなります。

そこでいつもキレ散らかすのか、それを仕方のないものだと受け止められるかで成長度合いは大きく変わるのはいうまでもないですね。

しかし、だからといってキレるのをやめられる理由にはならないのがこの問題の難しいところです。

「上手くなりたければ、それくらいのことは我慢しなきゃ。」

「それにキレるならカードゲームやめた方がいい。」

「勝ちたいならそんな事でめげちゃいけない。」

わかってる、でもこのイライラを何かにぶつけないと解消できない!

というのがキレてしまうゲーマーの気持ちだと思っています。理屈ではわかっていても、自分のイライラをどうにも解消できない。だから物に当たるなりなんなりしてイライラを解消する。

自分はこの経験を5年前からずっとしており、癖を直すために必要なほどの意志も持たないで生活していたのですが、ここ最近何故かその癖が抑えられるようになりました。

そのきっかけについて考えてみたところ、リングフィットアドベンチャーを始めてからでした。

しかも、やめて暫くしたらまたキレ症が発症し、なんとなく久々に再開して習慣化したらまたキレなくなったのです。

自分でもなんでこんな事になったのかよくわかりませんが、食器を拭いている時にピンときました。

イライラした時というのはどうしても何かにぶつけないと解消できないのですが、既に疲れていて暴れる元気がない時に、イライラを飲み込む事ができる事に気がついたのです。

ゲームというのはどうしても座った状態(もちろん立つ人もいますが)で行います。体は動きたいと思っているのかもしれないですが、ゲームに集中するため、なかなか動くこともありません。

そんな状態でイライラして、何かで発散したいと思ったら、体の抑制が効かないのはある意味当然のような気がします。

しかし、既に運動欲求を満たしているのであれば、何かに当たって発散したいと思う可能性は極めて低くなります。

そうするとどうなるでしょうか。イライラする原因を突き止め、受け入れて、次に生かしたいと思うようになります。本当に。

イライラ以外にも、悔しすぎてキレてしまう人もいると思います。大事な試合で自分のプレミで負けたと分かれば叫びたくもなります。

しかし体が疲れているとその悔しさを発散せずに、悔しい気持ちだけ残って、次こんな思いをしないためにもっと練習しようと思えます。

なんか自分で言っててもめちゃくちゃ胡散臭いし、過去の自分が読んでも絶対信じませんが、5年間治らなかったキレ症が改善され始めているのは本当です。

自分が5年間ゲームでなかなかいい結果を出せなかった理由に、負けた悔しさをキレて発散することで忘れて、次に生かせなかったからだと思っています。

まあ結論としては、ゲームでキレちゃうのが気になるなら、運動もちゃんとするとキレにくくなって成長出来るよって感じです。

きっと私みたいな人は他にもいると思います。そんな方の一助になれば幸いです。

と思っていた矢先にリングフィットアドベンチャーのカセットが壊れたので運動できなくなりました。ハイウンコシネ

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