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”ワークライフバランス”って結局何が大事なのか

これはなにか

”ワークライフバランス”という言葉を通して、「自分にとって大切なこと」が何かを考えてみました

こんな人に読んでほしい

・いろいろな働き方に興味がある
・いろいろな人生に興味がある

なぜこの記事を投稿しようと思ったか

私は現在社会人5年目の30歳で、大手メーカーでエンジニアとして勤めています。ここ数年、公私ともに変化の多い日々を過ごしております。

仕事
・半年間のベンチャー出向
・コロナによる在宅勤務
・はじめての昇格
プライベート
・結婚
・妻の妊娠
・マイホーム購入の検討

様々な変化の中で、自分の意志で決断をする場面が増えました。また、結婚したことにより、一つ一つの決断の”重み”が大きくなっていることを感じます。今までは自分ひとりが良ければそれでよかったことも、家族ができたことで考え方に変化が出ているようです。そんな決断に溢れた生活の中で、「自分にとってたいせつなこと」を言語化することは、私自身にとっても家族や職場の人たちにとっても有意義なのではないかと思い、記事にまとめました。

ワークライフバランスとは

近年、”ワークライフバランス”という言葉は頻繁に使われているので、説明の必要はないかと思いますが、wikipediaに書かれている定義を改めて確認してみました。

wikipedia: ワークライフバランス
ひとりひとりの人が自分の時間を、仕事とそれ以外で、どのような割合で分けているか、どのようなバランスにしているか
~中略~
日本の内閣府は「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できること」と(元の英語とやや異なる意味になってしまう)解釈をしている。元の英語には全然含まれていない「多様な...選択」という、表現を強引にねじ込むことによって、結局、遠まわしに、仕事中毒に陥るような時間配分の企業の労働環境までを容認してしまおう、としている

日本の内閣府の定義付けは、もともとの意味と少しかわっているようですね。大切なのは”多様な生き方が選択・実現できること”だと私は思います。”やりがいや充実感をもつ”や”仕事上の責任を果たす”というのは抽象的な表現で個人によってとらえ方が変わってしまうので。

何を選択・実現するか ~仕事編~

仕事に何を求めるかも人によって全然異なると思います。

・お金がほしい
・出世して裁量権を持ちたい
・仕事 = 趣味
・仕事を通して成長したい
・世界で活躍したい
・実現したい夢がある
・etc...

ぱっと考えただけで、いろいろな要素が思いつきます。これらの各要素も0か1かではなく、人によって優先度のグラデーションがあるでしょう。

私にとって特に重要なものを考えてみると、下の2つにいきつきました。

・お金がほしい
 お金がすべてとは言いませんが、やはりあるに越したことはないなと。日々の生活でお金が理由で我慢しなきゃいけない機会は最小限に抑えたいなと考えています(もちろん宇宙旅行や豪邸の購入 などはできませんが。。)。

・仕事を通して成長したい
 正直言うと私は就職した当時は、”お金さえもらえればいいや”と考えていました。しかし、働いていると自分が成長できることも重視していることに気づきました。プライベートではできないことを、経験できて成長できるというのも働く上での大きな意味になっています。この考えの先には、成長→自己肯定感→安心 という考えがあるのかなと思います。

これら二つのことを重視したことから、自分のマネージャーにはひたすら昇格したいと伝え続けました 笑(もちろんそのために仕事も頑張っています!)。”どう貢献できれば今年度昇格できるか?”  ”もし昇格できなさそうであれば、事前に足りていないことを教えてほしい。”と今年度のはじめにマネージャーに伝えて、無事昇格できることになりました。

何を選択・実現するか ~プライベート編~

プライベートで何を求めるかは、仕事以上に多様性があるかもしれません。

・趣味
・家族と過ごす時間
・自己投資
・etc...

私にとってはどれも大切です。
適度に趣味のテニス、読書を嗜みながら、家族と過ごす時間を大切にしたいと考えております。一方である程度の時間は自分が成長するための時間に使いたいとも考えています。

結論
 プライベートのための仕事か
 仕事のためのプライベートか

以前、他の記事でも記載した2択です。
日本人は”仕事のためのプライベート”の方が一般的だそうです。
平日は遅くまで残業してプライベートはほとんどなく、
週末は仕事に備えてゆっくり休む。
仕事にやりがいを感じ、このような生活をすることは全く否定するつもりはありませんが、

私は”プライベートのための仕事”という考え方を優先したいと考えております。
仕事が理由でプライベートの予定をあきらめるようなことは、個人的には受け入れがたいなと思います(ときには、受け入れざるを得ないこともありますが。)。
私の尊敬する人が
全力で遊んで、全力で働く
ことをモットーにしていました。
学生時代に聞いた言葉だったので、その時はあまりしっくりきませんでしたが、今は非常に共感できるいい言葉だなと感じています。

おまけ:男性の育休取得

この項は、私の意思表明です。

冒頭に”妻の妊娠”と書きました。
第一子の出産を控えて、育休の取得を検討しています。会社は社会の流れに合わせて、男性の育休取得を推奨していますが、取得割合も社会の流れと同様に依然として低いままです。

今までの社会の風潮では、仕事を優先するか、家庭を優先するか のような論議が頻繁にありました。いまだに育休を取得した人(男女に関わらず)に対して、”仕事より家庭を優先した”というレッテルを持つ人が多いのも実情だと思います。
しかしワークライフバランスが叫ばれる中、仕事と家庭どちらも納得感をもてる選択肢があるのではないかと私は考えています。

ここまでいろいろ書いてきましたが、”プライベートのための仕事”という考えのもと、家族と過ごす時間は優先したいと考えています。育休も期間はまだ決めていませんが、取得しようと考えています。マネージャーへもすでに相談しています。

”多様な生き方が選択・実現できること”が”ワークライフバランス”の肝であるならば、育休を取得して家族と過ごす時間を大切にしながらも、その後の会社での活躍を諦めない選択肢を私は目指したいと思っています。

>育休期間、職場のメンバーに迷惑をかけるかもしれません。
なるべくはやくマネージャーに意向を伝え、工数確保の協力をしてもらっています。私のできることは、適切に仕事を終わらし、引き継ぐことと考えています。

>実務から離れることはキャリアへ影響があるかもしれません
私は出向で半年間ベンチャー企業に行っている間、全く異なる業種で働いていました。それでも得られた経験、知識は今の仕事にも活かされており、実際昇格にもつながりました。育休中にも自己投資はできると考えています。むしろ休業期間だからこそ身に着けやすいスキルセットもあると思うので、戻ってきてから、さらに活躍できる人材になれるように努力は続けられると考えています。

多くの障害はあるかもしれませんが、自分が納得感をもてるワークライフバランスを満たした人生を選択していきたいと思います。

さいごに

ワークライフバランスと一言にいっても、捉え方や考え方は千差万別だと思います。この記事を読んだ方が、自分が何を大切に思っているか、何を優先しているかを考えるきっかけになればうれしいです。
こんな生き方をしようとしているやつもいるんだなと、温かく見守っていただけると幸いです。

さいごまで読んでくださった方ありがとうございました!

-感謝-
挿絵は  kan__ma さんの画像を使わさせていただきました。
まさに記載している内容にぴったりでした。
ありがとうございます。

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