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生きていて楽しい瞬間がギャンブルしかなくなってしまった。

僕は割と貯金ができる人だと思っている。自分と同世代で僕以上に貯金のある人は周りにはいない。小さなころから割とそうだったので社会人になった今も変わらなかったことが最近わかった。

別に僕はお金を貯めようと思って生活しているわけではない。自分のことにはお金を出すことを惜しまない。趣味もそこそこあるし昼食や夕食もお金は気にせずに食べている。それでもお金が貯まっていくのは恐らく僕の求めるハードルが低く、安価で満足できるからなのだろう。

最近僕は仕事と家の往復で毎日が退屈で趣味をしていても心があまり晴れなかった。人生を楽しくするには『いつもと違うこと』をすることが一番だと突発的に初めてビジネスホテルに泊まっているときに気が付いた。

そうなると僕は毎日何か違うことをしようと努力した。新しいことに触れるのは楽しかった。楽しかったのだが、大抵のことは2度3度やると初めての時ほど心が躍らないのだ。

そんな時に試してみたのがパチンコだった。ギャンブルは競馬は既にやっていたがパチンコはやったことがなかった。試してみるとパチンコはただ玉が打ち出されるのをボケーっと眺めているだけで勝手に爆音が鳴り響き、七色の光が煌々と輝く。それを見た瞬間に脳汁がドバドバ出てくる。めちゃくちゃ気持ちいい。外したらそれはそれでギャンブルしているとき特有のひりつきを感じることができる。

次は当たる。いや、当てるというギラギラした気持ちになる。正直僕はこのひりつきが一番好きだ。お金を増やしたいからギャンブルをするにではなく、僕の場合はお金という大切なものを賭けて勝負がしたいからギャンブルをしているのだと思う。

僕は勝負で熱くなることが好きなのだ。勝敗問わず勝負自体を楽しむことができる。そんな僕が今楽しいのはギャンブルだけだ。ただギャンブルではそのうち身を滅ぼすことになるだろう。

毎日が勝負事のような仕事はないだろうか。自分が本当に好きなこと、したいことをギャンブルを通じて掴めた気がする。

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