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あへあほ体操ヒストリー

「あーへーあーほー」と発声しながら「へ」と「ほ」で、お腹を凹ませる。

この体操をはじめて生徒さんの前で初披露したのは、2007年5月の札幌市の公共体育館。

自分なりの理論と思想に基づき開発した体操でしたが、最初は、顔真っ赤にして、ドキドキしながら、20人の生徒さんに伝えました!

: 『あーへーあーほーって言いながら「へ」と「ほ」で、お腹を凹ませるんですー💦』

生徒さん : えっ・・・

: とりあえず、みんなで、せーの (強引に..)

僕と生徒さん達: 『あーへーあーほー、あーへーあーほー』

この体操をやった後に、明らかに空気が変わったんです。なんとも言えない優しい一体感

僕と生徒さん、そして生徒さん同士。その空間にいる人が繋がった感覚を覚えたのです。

「あへあほ」という言葉を1人勝手にワクワクしちゃったんです。この言葉を信じて続けてみようと思いました。

最初は、 NGワードだった「あへあほ」

あへあほ体操を教室として広めて行きたく思っていました。

しかし、予想以上に「あへあほ」の言葉が受け入れられず体操教室の名前としては、 NGでした💦

あへあほが生まれて、一年後、スポーツクラブのプログラムで、「AHEAHO」ならいいですよー!って、(ちょっとオシャレに)なりました。

そこから、3年後に札幌市の施設でも「あへあほ体操」の名前で、教室が出来るようになり、少しずつ札幌から拡がりはじめました。

あへあほインストラクターの誕生

5年間は、1人で「あーへーあーほー」言い続けましたが、徐々に、仲間が出来てきました。
フィットネスインストラクター、理学療法士、作業理学療法士、整骨院の院長、薬剤師、元体育教師、現役自衛官等、様々なジャンルから「あへあほ体操」の指導者が生まれました。

あへあほ認定式


いざ、教室展開!

2012年に初めて認定インストラクターが誕生して、あへあほ体操教室は、医療・介護予防の分野でも注目され、中高年層を中心に徐々に広がりを見せていきました。
テレビやラジオ、雑誌で紹介される事も増えていきました。

LINEニュースで、一気に取り上げられて、その後、テレビ朝日 羽鳥慎一のモーニングショーで特集され、主婦の友社から出版する事が出来ました。

メディアの後押しもあり、教室は2020年1月で100クラスを超えました。

あへあほインストラクターは、全国に43名になりまました。

活動休止と教室閉鎖

2020年パンデミックに突入しました。
あへあほ体操教室の主な活動拠点だったスポーツジムで、コロナが出た!とう報道を皮切りに、「スポーツジムが危ない」が拡散していきました。

その頃、僕の教室は、中高年の方々を一つのスタジオに70名集めて、「あーへーあーほー」発声していました。

完全にアウトでした...。

15周年を迎えた「あへあほ体操」

ここまでも順風満帆だったわけでもないし、何かを成し遂げてきた訳でもありません。
2007年に1人で『ワクワク』してはじめた体操。
そこから、僕以外にも「あへあほ体操」の未来にワクワクしてくれる仲間が増えていきました。

「あへあほ体操」を最初に披露した時に感じた優しい一体感を大切に、また、一歩づつ歩いています。


ホントに一歩づつ。

オンライン教室をやったり、医療機関と連携して「認知症予防プログラム」を提供したり、YouTubeライブしたり。色々とはじめています。


変化の激しい世の中で、今、何が出来るか?
それを日々、考えながら、あへあほ体操で、優しい一体感を作ったいきたいと思っています。

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