30年ぶりのスキーブーツ購入

30年ぶりにスキーブーツを購入した。

ちゃんとしたブーツを購入したのはなんと92年か93年だから30年前。
仙台時代に石井スポーツで、バイト代を貯めてLANGEのデモ用ブーツを買って以来。

20代からちゃんとバンドを始めて、そのまま東京に出てきて大学院、そして会社立ち上げときて、スキーから遠ざかっていた。
それが子供達がわりと滑れるようになってきて、いっしょにスキーに行けるようになり、実家の板と靴を借りていたのが、いよいよ改めて自分の板が欲しくなったのが19年。

意を決して神田の石井スポーツ本店へ。
学生時代から憧れだったATOMICのスラローム/デモモデル(Redster S9i)購入。
一緒に久々にウェア(デサント)、グローブ(ロイシェ)を調達。
LANGEの靴は残念ながら経年劣化でボロボロになってしまったので、とりあえず親のブーツを借りてしのぐ。

で、今シーズン(22-23年)、娘のウェアが小さくなってしまったので買い替えようとしたら、なんと167cmある娘にはレディース Lのウェアも小さく、腕も長いのでなんならメンズ Mもキツキツ。となると、メンズ Lか、ということで自身のウェアを娘に譲り渡すことなった。
感慨深い。

そして、それを言い訳に自分でもウェアを新調。
散々悩んだあげく、Peak Performanceのオーソドックスなモデルにした。
まだ年末年始の4回しか使ってないが、中にフリースを着ると、ベースレイヤー(メリノウールの長袖Tシャツ)とその上にフリース着ているだけでちょっと動くと暑くなる。
さすが最新ウェア。

と、そこまできて、今年はせっかくカービンスキーを使っているのにちゃんとカービングしていない、ということで、カービング練習に励む。
意識してずらしを使わず荷重だけでカービングで回ってみる。
慣れてくると確かにカービングで回るのは面白い。

と、ここでようやく、借り物のブーツに不満が出てきた。
もともと普段も26.5の足で、親のブーツは27とオーバーサイズ。
シダスのインナーを入れてキツめにはしてみたがやはりぐらつき感は残る。
ちゃんとブーツ買うとまあまあいい値段がするなあ、と躊躇していたが、そろそろ体力も下降してきているので、買うなら今だなあと意を決して、(今度は)石井スポーツコンペカン(スキー専門店)へ。

まずはざっと足サイズを測ってもらうと25ですね、とあっさり予想よりさらに1サイズ下の宣言。
ATOMICでブーツを探したが、店の25サイズはわりと払拭していて、なんとか本店にあった最後の一つのHAWX Prime 120を持ってきてもらう(フレックス110のモデルもあったが、色が緑で板と合わなかった)。
値段も見ずに(不安はあったが)、足に合わせてもらう。
つま先が当たるは当たるが、前傾にするときつさはない。
が、全体はタイトなのでしばらく履いていると足がつってくる。
店員さんによると熱形成でフィットさせるとあたりは減るとのこと。
そういえば学生時代のLANGEはインナーを削ってもらった上で、家の中で1月履いて足に合わせたなーと思い出す。
問題は、ソール(靴底)がGRIPWALKという最近の歩きやすいソールなのだが、2018年モデルのビンディングはGRIPWALK非対応で、ソールを変えなければならない。
が、今店頭ではこの変換ソールは在庫切れとのことで、注文になるとのこと。

まあ、そこを気にしていてもしょうがないので、つま先がちょうどいいこのフレックス120の(真っ赤な)モデルに決めて、セッティングを始める。

まずは、インソールどうしますか?と聞かれるが、持参したシダスを見せ、これでどうですかね、という言ってみたら、サイズを切って合わせればいけそう、とのことでそれでお願いすることにする。

と、同時にシェル(ガワ)を専用オーブンに入れて温める(焼く)。
その間に足を裸足にして、足の出っ張る部分にパッドを貼り付け、その上に薄手の靴下を履き、その上にスキーソックスを履く。
余談だが、スキーソックスというとなんとなく厚手の靴下がイメージしていたが、最近の(というか昔から?)薄手のハイソックなのね。
ソックスの上からビニール袋を被せ、そのままブーツに足を入れ、立ち上がってしばらく形成作業に入る。
前傾にならずに立ったまま、という指示に沿って5分?10分くらいそのままで立つ。
ちょっと緊張するがだんだんきつさが減ってくる感じがある。
シェルが変形しているのだと思う。
その後、座ってクーリング剤を周りに当てて、冷やして固める。
これでできあがり。

パッドを外して、ソックスだけで履いてみると今度はきつさがない。
これなら長時間履いていても問題なさそう。
こんなプロセスで足にフィットするってのが面白い。

せっかくなので新しく靴下も一足購入。
Atomic純正のアルペンソールを注文して、届いたら連絡してもらうことにする。
エチオピアで野菜カレーを食べて帰宅。

帰宅して、さらにいろいろ調べてみるが、やはり18年型Redster S9iについているビンディングX12 TL-RはオフィシャルにはGRIPWALKには非対応。
しかし、なんと履かせてみたらいい感じにハマるではないか。
ネットの書き込みを見ると、はまっても不安が残るという書き込み。
やはりソールをつけ替えるべきか、、、、
しかし、アルペンソールにつけ替えるオプションは石井/ヨドバシでは売り切れ中。
かつ、カタログには載っているが、サイトでは該当商品のキャプチャがGRIPWALKオプションのものと紛らわしい。
そのせいで、在庫があると見受けられるタナベスポーツのサイトの画像はGRIPWALKオプションというこれまた紛らわしい状況。

靴の規格:アルペン(ISO5355)、GRIPWALK(ISO9523)、WTR、etc.
ビンディングの規格:アルペン(ISO9462)、GRIPWALK、MNC、etc.

GRIPWALKのビンディングならアルペンのブーツもGRIPWALKのブーツもいけるとのことだが、こちらアルペンのブーツなのだよなあ、、、、

231231 加筆
こちらの記事、あやふやな状態のまま更新していなかったが、ちゃんと確認したところ、アルペン規格のビンディングにGRIPWALKの靴ははめてはならない、ということがちゃんと明記されていた。実際、見た目ははまるが、はまりも浅くやめておくべき。

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