【詩】七転び八起き

わたしは転ぶのが下手でした
昔の一転びで負つた大怪我を
いまなほ 引きづり続け
転んで起き上がる努力より
もう 転ばないやうにと
危険は冒さづ 慎重を期して
転ばぬ先の杖を持ち
転ぶことから逃げました
だからいまなほ 転ぶことが下手で
転ぶことを恐れてゐます