映画の話、その12
2019年上半期に観た新作映画の中で、よかったものをコメントと共にリストアップ。
「ワイルド・ストーム」
ザ・ジャンル映画なのに人物描写が実は丁寧で、反面やっぱり大雑把な部分もあったりで、なんだかとてもチャーミングだった。映画ってこんぐらいでいいんだよなーって。
「ミスター・ガラス」
「信じる力」と「愛する心」についての作品。シャマランはマジで天才だと思う。ジェームズ・マカヴォイ、大好きです。
「サスペリア」
作品に対する情念が強すぎるとこうなるかっていう。圧倒された。地獄の六丁目に絶句。
「バーニング」
言葉にしにくい。腹にドスンとくる、深刻な青春映画。主演三人のアンサンブルもよくて。
「がっこうぐらし!」
アニメ版は過去に視聴済。改めて映画で見ると、登場人物たちとイマジナリーな存在との関係がかなり物語の肝になっていて、とても現代的な作品だと思った。
「洗骨」
掛け値なしに傑作。ものすごい時間だった。ゴリさんに拍手。
「バイス」
実録ものは苦手なんだけど、これは楽しかったし笑った。でも最後にゾッとさせられて、実に恐ろしい映画でもあった。
「ユニコーン・ストア」
ヘンテコな映画なんだけど、自分に向けて作られたような作品に感じてしまって何度も観てる。ブリー・ラーソンはもちろん最高だし、清水理沙さんの吹き替えもとても良い。誰が何と言おうと大好きだ。
「マローボーン家の掟」
サスペンスかな?ホラーかな?の境界を不気味に漂うスペイン産の怪作。最後はボロボロ泣いた。
「愛がなんだ」
安易なラブストーリーが立ち上がりそうになるところをかわして、男女のぬるま湯の関係性を二時間ずぶずぶと。でも、それが不思議と心地のいい時間になっていて、映画のマジックが起きてる。
「アメリカン・アニマルズ」
これも言葉にしにくい。終わる青春と、それでも続く人生。そういう時間を描いた映画なんかなと。
「旅のおわり世界のはじまり」
あっちゃん最高でした。ひさびさにフィクションにのめり込んでしまったな。
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」
「ジョン・ファブロー、あなたがいてくれたから、ここまで旅ができたんだ」という気持ちを噛みしめながら、涙がこぼれた。
特別枠:「大脱出2」
ポンコツ・トンチキ・ボンクラの三冠を達成した、底が抜けた想像をゼッする映画。忘れられない一本になりそうです。
以上。下半期は一本たりとも観ない。