20°バンク半径は650㎜
ミニ四駆のミニテクニック!
バンクスルーのチェックに役立つかも?
今回は、20°バンクの半径を測定してみます。
20°バンクのコースは、即ち、「中心角が20°の円弧」です。円弧の中心角が何度かわかっていれば、あとは弦長(弦の長さ、すなわち円弧の端から端までの直線距離)さえわかれば、円弧の半径を求めることができます。
即ち、
「弦長」=「20°バンクの端から端までの直線距離」
を測定すれば、半径が計算できるのです。
測定してみると、
目分量ですが、だいたい225.75㎜くらいかな?
ということで、これを元に計算します。
円弧の半径=弦長÷2÷sin(中心角÷2)
=225.75㎜÷2÷sin(20°÷2)
=112.875÷sin(10°)
=650.021…
というわけで、
20°バンク半径は650㎜
となります。
意外なほどキリのいい数字で、我ながらビックリ。
製品開発において、特に理由がなければ寸法を中途半端な数値にはしないでしょうから、バンク半径は650㎜として設計されたんだろうな〜、と想像。
お読みいただき、ありがとうございました。
(加筆)
円弧の矢高を元に算出する方法を過去にやった人がいるみたいで、そのやり方を私も実践してみました。
では、バンクアプローチの矢高を測ります。
すごく簡易的な測定ですが、矢高はだいたい9.8㎜くらいです。
矢高9.8㎜、中心角20°の円弧なら、半径は645㎜となるので、弦長を元に算出した場合とほぼ同じです。
ちなみに、半径650㎜なら矢高は9.87㎜になるはずで、その差は0.07㎜。
矢高は弦長よりも1ケタ小さい値なので、僅かな測定誤差が計算結果に大きく影響してしまいます。
ですので、私としては、弦の長さを元に計算した数値である650㎜の方が信頼性が高いと言えるのではないかと思います。
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