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やまなし

宮沢賢治
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青空文庫より、
宮沢賢治の「やまなし」
を読みました。

そういえば
小学校の国語の教科書に
載っていました。

授業でやまなしをやって
しばらくの間、
友達同士で粗相をすると
「明日イサドへ連れていかんぞ」
というノリがあったことを
思い出しました(#^^#)


《ふわっとあらすじ》

二匹のカニの兄弟と
そのお父さんの
ある日の出来事です。

5月、
川の底では幼いカニの兄弟が、
クラムボンのお話をしていました。

兄弟の頭の上を、
魚が行ったり来たりしています。
瞬間、青光りの鉄砲玉のようなものが
水の中に飛び込んできました。
青いものの先端は、
鋭いコンパスのように尖っていました。

するとそれから、もう
魚の姿は見えなくなってしまいました。

二匹が驚いて震えていると
お父さんが出てきて
それはカワセミという鳥の仕業だと
教えてくれたのでした。


12月、
兄弟は随分大きくなりました。
もう夜ですが、二匹は水の底で
吐く泡の大きさを比べて遊んでいました。

お父さんが出てきて
もう寝る時間だと促します。
その時、
ドブンという音とともに
何かが落ちてきました。

子供たちはカワセミだと思い
警戒しましたが、
お父さんがよく見てみると
それは「やまなし」でした。

下流に流れていくやまなしを
三匹の親子は後を追います。
おいしそうないい匂いです。

お父さんは、木の枝に引っ掛かって
止まったやまなしを見て、
下へ沈んでくる頃にまた来よう、
と言いました。
それでその日はもう、
自分たちの穴に帰ることにしました。


《語句解説》
幻燈:フィルムなどに写したものを光で照らし、
レンズで拡大して幕などに投影して見せるもの。

~・~・~・~・~・~・~

音声配信アプリstand.fmにて、
「しんいち情報局(仮)」の
「朗読しんいち」を
担当させていただいています。

しんいち情報局(仮)
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https://stand.fm/channels/623f0c287cd2c74328e40149

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