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高瀬舟1(全7回)

森 鴎外
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stand.fmのご縁で笠原メイさんより
高瀬舟の朗読の依頼をいただきました。
5~6分ずつ分けて欲しいとのことで
全7回に分かれており、その1回目です。

《ふわっとあらすじ》
江戸時代、
遠島を申し渡された京都の罪人は、
日暮れ時に出帆する高瀬舟で、
大阪まで護送された。
船の上では、
罪人と付き添いを許された親族が
夜通し、泣きながら語り合うのであった。
そして監視役の同心は、
自然と耳に入ってくる彼らの話に
さまざまなことを思うのである。

高瀬川…京都と中心部から伏見をつなぐ
             物流の運河。
暇乞い…別れの言葉を告げること。
黙許…見逃すこと、黙認。
獰悪…乱暴で荒々しいさま、凶悪。
心得違い…思い違い、誤解。
相対死…江戸時代の法律用語で心中。
入相の鐘…日没を告げる寺でつく鐘。
口供…罪人の口から罪状を述べること。
口書…罪人の供述を記録したもの。
宰領…人や物を運ぶ際の管理、監督。

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