画像1

檸檬 その2(全3回)

梶井基次郎
00:00 | 00:00
stand.fm「しんいち情報局(仮)」にて
朗読の回を担当させていただいています。

青空文庫より
梶井基次郎の「檸檬」を
3回に分けて読みました。

《ふわっとあらすじ》
その頃私は、友人の下宿を転々としていた。
友達が学校へいってしまうと
私は一人残されてしまうので、
街にさまよい出なければならなかった。

あるとき、いつもの果物屋に
珍しくレモンが置いてあった。
もとより私はこの果物屋の
たたずまいに惹かれていた。
そして、私はレモンが好きだ。

レモンを一つだけ買い手に取ると
驚いたことにあの不吉な塊が
次第に消えていくように思えた。
私は弾むような心持で街を歩いた。


・ゴルゴンの鬼面
 →ギリシャ神話に登場する醜い三姉妹の怪物
・アッレグロ→音楽用語で「軽快で速く」の意
・驟雨→夕立、にわか雨
・一顆→一粒
・売柑者之言→中国、明時代の風刺文
・鼻を撲つ→強烈な匂いが鼻を刺激する


しんいち情報局(仮)
広島県福山市新市町の情報をお届け!
https://stand.fm/channels/623f0c287cd2c74328e40149

しんいち情報局(仮)
梶井基次郎「檸檬その2」
https://stand.fm/episodes/62e315f392024e3d883bbae5

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?